“ありのままの青春”を表現した楽曲で話題を呼んでいるH△Gがメジャー第1弾シングルをリリース! 青春を知っているすべての人の心へ響く美しい楽曲の魅力に迫ります。
―メジャーデビュー・シングルがリリースとなりましたが、今の心境はいかがですか?
作品が発売されるたびにいつも嬉しいんですけど、今回はいつもより少し特別な気持ちです。関わってくれた方も多くて、みんなでH△Gの音楽を届けようとして作られた作品なので、できるだけたくさんの人に届いてほしいなって思いがより強いですね。
―そもそもH△Gは、どのように結成されたチームになるんでしょう。
H△Gは、私を中心にしたクリエイターチームとコンポーザーチームの総称になります。最初は、愛知県岡崎市のCam Hallっていうライヴハウスでそれぞれに音楽活動をしていた人たちを、今プロデューサーをしてくれてる人が集めて、<自分たちがいいと思うものを発信してみよう>っていうところから始まって。それで、YouTubeに予告もなしに『星見る頃を過ぎても』っていう作品をあげて、どれくらい自然と広がって再生数が伸びるか、みたいな実験的なことをやったりしていました。
―Chihoさんはもともと歌を唄われていたんですか?
私はそれまでバンドヴォーカルをしたことがほぼなくて、ミュージカルや声楽といった、クラシックに近いところでずっと歌を唄ってきていたんですね。
―そうだったんですね。
ミュージカルは小学校5年生くらいから高校までやっていました。そこで初めてステージに立って唄うっていうことをして、それが気持ち良くて。そのミュージカルの先生がもともと声楽の先生もやられていた方だったので、声楽のレッスンにもつかせてもらったんですよ。それで、進路を決める時はやりたいことがなくて悩んだんですけど、ずっと続けてきたことって音楽しかないなって思って、それで音楽を続けていくことを決めました」
―そうやって音楽活動を続けていく中で、今のメンバーに出会っていったんですね。
そうですね。私がたまたま普通にJ-POPを唄ったのを、珍しいからって誰かが携帯で録ってたみたいで。それを今のプロデューサーの人が聴いて、H△Gのイメージにすごく合うっていうことで誘ってもらったんです。私は自分の普通に唄ってる声に需要があると思ってなかったので、それを純粋に「いいんじゃないか」って言ってくれる人がいるなら、そこで唄いたいなって感じで飛び込んでいきました。
―なるほど。H△Gは<永遠の17歳>をテーマに、青春期の葛藤や蒼さなどを表現してきていますが、そういうコンセプトは最初から決まっていたんですか?
最初に作った『星見る頃を過ぎても』がとても切ない曲なんですけど、集まったメンバーとその曲の世界観がすごいハマったんですよね。それで、青春の蒼さや痛みみたいなものをテーマに掲げていこうって自然と決まっていった感じですね。ギターのユータが作る曲はどこか切ないメロディがあって、歌詞を書いてるメンバーも懐かしさを感じさせるものを書くのが得意というか、好きだったので。自然の流れでそうなっていきました。
―今回の『夏の在りか』も、キラキラした疾走感あるサウンドで、夏の青春が描かれています。
この曲は、メジャーデビューが決まる少し前に作り始めてた曲で。テーマとしては、夏の終わりの喪失感とか、夏の部活動とかなんですけど。部活をやってる時間にしかない青春感ってあると思うんですよ。そういうものを描きたいって曲を作り始めて。私自身、高校時代に吹奏楽部に入ってて、かなりの強化部で夏休みもほぼ毎日練習してみたいな感じだったので、この曲で野球を一生懸命頑張る主人公の気持ちとすごく自分も重なる部分があって。
―当時の自分の気持ちを思い出しながら唄っていたと。
はい。高校野球でいう甲子園みたいな場所が吹奏楽部にもあって、普門館っていうんですけど。みんなでそこに向かって頑張るんですよ。そういう夏にかける思いと、それが終わったあとの喪失感というか。そういう気持ちを唄いながら鮮明に思い出しましたね。
―当時も大事なものだったでしょうし、大人になってからもそういう記憶って忘れないものですよね。
そうなんですよね。今回、『夏の在りか』のMVで、甲子園に向けて頑張ってる現役部員の子と、卒業したOBの子と、野球に憧れを持つ女の子っていう登場人物が3人いて。3画面を重ねてそれぞれの視点で物語が進んでいく仕掛けになっているんですけど。まさに、どの年齢や立場から見ても熱くなれる部分や、共感してもらえる部分がある曲になったなと思います。
―ちなみに、Chihoさんの中での高校時代の大切な思い出って何になりますか?
たくさんあるんですけど……やっぱり部活ですかね。みんなで頑張って東京の普門館に行って、そこで大会を終えると、帰りにディズニーランドに寄れるっていうご褒美があるんですよ。それが本当に唯一のご褒美で、みんなが部活の忙しさと、怒る先生の顔を忘れて弾けられる時間で(笑)。今ディズニーランドに行っても、その頃行ったディズニーランドとは感覚が違って、すごく大事な思い出ですね。
―いい話ですね。他の楽曲についても聞きたいのですが、2曲目の『星のパンフレット』は『星見る頃を過ぎても』の7年後のストーリーだそうですね。
そうなんです。時々、自分のH△Gの原点に帰ろうっていうので『星見る頃を過ぎても』を聴いたりするんですけど、今この曲と聴き比べると、自分の声も曲とともに歩んできたなっていうのもあって。そういう意味では感慨深い部分もありました。なので、ぜひ『星見る頃を過ぎても』とリンクさせて聴いてほしいなって思います。
―3曲目の『スーベニールの花束』は、浮遊感あるメロディアスな切ない曲で。
これは3曲の中でもH△Gのチャレンジ曲っていうか、今までと少し違ったジャンルで曲を作っているんですけど。絶対に変わっちゃいけない部分っていうのがもちろんあるんですけど、H△Gだから表現できる曲っていうのも、少しずつ幅広くしていきたいなっていうか。変わらないために変わっていかないといけない部分があるんだなっていうのを実感して、その1歩になったなって思います。
―今回のメジャーデビューを機会に、H△Gの音楽を知ってくれる高校生もたくさんいると思いますが、どういうふうに聴いてもらいたいと思いますか。
自分の記憶の中で鮮明に残ってることって、その時聴いてた曲も一緒に思い出されることが多くって。しかもそれが本当に何気ない瞬間だったりするんですよ。誰もいない教室でこの曲聴いてたなとか、帰り道にあの歌聴いたなとか。別に特別じゃない日だったりするんですけど、それが今は大切な思い出になっていて。そういうふうに、誰かの何気ない瞬間のBGMに、H△Gの曲が流れていてほしいなと思います。それに、学生の頃って、今思えばなんでそんなことで悩んでたのかなって思うようなことで、すごく悩んだりするじゃないですか。
―ありますよね。大したことないんですけど、当時はすごく大きな問題に感じていて。
そうそう。でもそういう瞬間って意外と誰に話していいのかわからなかったりとか、本当に孤独を感じる瞬間だったりして。そういう誰にも話せずに1人で抱え込んでしまった時に、私たちの曲が少しでも寄り添えたら嬉しいなって思います。
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<アーティストの素顔に迫る!ボーカル:Chihoさんへ4つの質問!>
Q1.高校時代に熱中したことは?
A.部活
吹奏楽部だったのですが休みもほとんどなく、3年間を部活に注いでいたと言っても過言ではありません…!
Q2.これがないと生きていけないというものは?
A.チーズ
毎日欠かさずに食べています。チーズがないと生きていけません!(笑)
Q3.毎日欠かさずにやっていることは?
A.お酢
ザクロのフルーツ酢にハマっていて、お酢を毎日飲んでいます。炭酸で割ると最高!!
Q4.今後挑戦したことは?
A.夜、星空の下で野外ライブ
H△Gのライブはステージが真っ暗なので、暗くてもより一層楽しんでもらえる空間でライブがしたい!
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<高校生的『夏の在りか』のススメ>
私も運動部に入っているので“部活を通した青春”にとても共感できます! 高校生の爽やかな夏の青春という感じがするので、高校生の今この曲を知ることができてよかったです。
情景が目に浮かぶ歌詞がすごく魅力的! サビに向かって盛り上がっていく感じに、「もうすぐサビが来る」とワクワクできます。夏の夕暮れ時に聴いたらすごく雰囲気が良いと思います。
夏の終わりにみんな別々の道を歩いていくという歌詞が胸に響きました。吹奏楽部で応援に行った高校野球のスタンドを思い出します。自分の青春を思い出させてくれるような曲です。
青春ならではの暑苦しさと爽やかさを感じました。メロディもわかりやすく、すんなりと耳に入ってくる感じがします。歌声もすごく透き通っていて、心に直接響く感じがしました。
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<RELEASE>
『夏の在りか』NOW ON SALE!!
『夏の在りか』(2017メ~テレ高校野球テーマ曲)(KBS京都テレビ 第99回全国高校野球選手権大会 京都大会 試合中継テーマソング)
『スーベニールの花束』(静岡PARCO 10周年TVCMソング)
“17歳の夏”を切り取った爽やかな表題曲『夏の在りか』、“静岡PARCO 10周年TVCMソング”『スーベニールの花束』、さらに“裏”リード曲である『星のパンフレット』、名曲『secret base~君がくれたもの~』のカバーなど、H△Gの魅力を余すところなく表現したメジャー・デビューシングル。
【初回限定盤A】
TKCA-74521 \1,389(+tax)
【初回限定盤B】
TKCA-74522 \1,389(+tax)
【通常版】
TKCA-74523 \1,000(+tax)
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