あけぼの学園高校・ビューティクリエイト部の主軸としてあるのが、高校生美容室“Akebono hair”。水曜日の放課後に、地元伊賀市のお客様限定で美容室を運営しています。実際に施術を行うのは美容師免許を保持している、顧問の鴨田先生。高校生たちはシャンプーなどのアシスタント業務を行っています。
また、ビューティクリエイト部の活動の一つとして地域を盛り上げているのが、地域の特性を活かした商品開発。現在までには、シャンプーやトリートメント、オイルトリートメントなどといった美容商品を開発し、実際に販売を行なっています。
この日は、伊賀の米ぬか、シャクヤク根の成分を使用した万能ジェル“peonin(ピアニン)”の商品完成披露会が、伊賀市役所にて行われました。
“peonin(ピアニン)”制作のキッカケには、ビューティクリエイト部の生徒たちがAkebono hairの業務を行う上での悩み“手荒れ”がありました。この“手荒れ”は、美容師の大きな悩みの一つ。ビューティクリエイト部は、早い段階から手を大切にする意識向上の目的もあり、オールインワンジェルである“peonin(ピアニン)”の商品開発を昨年4月から始めました。
この日は商品完成披露会終了後、ビューティクリエイト部生徒たちの手から、一般のお客様に向けて“peonin(ピアニン)”の販売が行われました。
「以前イベントで試供品を配っていて、それがすごく良かったので、今回も購入しました」と、実際に商品を購入した地元の人は話します。販売を行なったビューティクリエイト部の津田さんは「嬉しい気持ちもありますが、やっぱり一般の方に売るのは難しさも感じました」と答えます。生徒は市役所の敷地内に散らばり、商品のチラシを配布。その甲斐もあってか時間が経つにつれ、市役所に来所した地元の方々が集まり商品を購入。販売会は盛況のうちに終了しました。
あけぼの学園高校・ビューティクリエイト部がプロデュースしたオールインワンジェル。
伊賀の忍者の秘薬であるシャクヤク根、伊賀の米ぬか、ドクダミを使用し、厳選された3つの薬草の優れた配合バランスで美肌へ導きます。
リップクリームの代わりに使用することもでき、全身に使用できる自然の成分にこだわった商品です。
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peoninやシャンプーなど、お客様に説明をさせていただいた際に、お客様がその商品の良さを分かってくださったり、購入いただいた時に、やりがいを感じます。
―将来の夢は?
小学校の頃から美容師になりたいと思っていたので、この“Akebono hair”で学んだことを活かして、美容師になりたいです。
三重県立あけぼの学園高等学校は三重県伊賀市にある公立高校。バラエティに富んだ選択科目があり、美容実習や製パン実習、洋菓子実習に福祉実習など、特色あふれる授業が多く展開されている。
商品開発に取り組む高校生の活動内容を広く発信していきます。
絶滅の危機にある野生生物の保護や消滅の危機にある生態系の保全などを通して地域社会に寄与することを目的としています。
学校用品をはじめ、全国45校の高校が開発した商品を販売! 高校とコラボしたカレーの販売など、“学校”を舞台とした通販を展開しています。