両親が死んだ。悲しいはずなのに泣けなかった、4人の13歳。彼らはゴミ捨て場でとびきりのバンドを組むと決めた。こころをとりもどすために——
出会いは偶然だった。よく晴れたある日、火葬場で出会ったヒカリ、イシ、タケムラ、イクコの少年少女たち。みんな、両親を亡くしたばかりだった。
ヒカリの両親はバス事故で事故死、イシの親はガス爆発で焼死、タケムラの親は借金苦で自殺、イクコの親は変質者に殺された。
なのにこれっぽっちも泣けなかった。まるで感情がないゾンビみたいに。
夢も未来も歩く気力もない小さなゾンビたちは、誰もいなくなった家から、それぞれがお気に入りのアイテムを持ち寄った。ヒカリはポケットゲームを、イシはチュウカナベを、タケムラはエレキベースを。イクコのピアノは持ってこられなかったけれど。
「つーか私たちゾンビだし、何やったっていいんだよね」やがて4人は、ゴミ捨て場の片隅でとびきりのバンドを結成する。その名も、“LITTLE ZOMBIES”。
その演奏を偶然見かけた男、望月は“LITTLE ZOMBIES”を撮影してアップロードする。“ゴミ捨て場で見つけたのは 4粒のダイヤモンドだった。”“この3分間の映像でゴミみたいな僕の人生は、変わった。”
またたく間に“LITTLE ZOMBIES”の動画は拡散。音楽事務所からデビューすることに。ファーストアルバムのタイトルは『殺したのは誰だ?』。初ライブのチケットも完売。両親が死んだ子どもたちのバンド“LITTLE ZOMBIES”は社会現象になった。しかしやがて、予想もしない運命に4人は翻弄されていく。
これは、彼らがこころを取り戻すために歩んだ冒険の記録。嵐のような日々のなか、4人が最後にたどり着いた先で見つけたのは——
少年少女のゾンビは、ゴミ捨て場の片隅で歌いはじめたー
>>>PROFILE
Vo.ヒカリ、Dr.イシ、Ba.タケムラ、Key.イクコによる13歳4人組バンド。
両親を亡くした4人が、ゴミ捨て場で見つけたゴミを改造して作った楽器で演奏した『WE ARE LITTLE ZOMBIES』が瞬く間に大ヒット。小学生・中学生を中心に、動画やSNSなどで話題を呼び、社会現象となる。
映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』 6.14(金)全国ロードショー
【脚本・監督】 長久 允『そうして私たちはプールに金魚を、』(サンダンス映画祭短編部門グランプリ)
【出演】 二宮慶多、 水野哲、 奥村門土、 中島セナ、 佐々木蔵之介、 工藤夕貴、 池松壮亮、 初音映莉子、 村上淳、 西田尚美、 佐野史郎、 菊地凛子、 永瀬正敏
〈登場順〉 康本雅子、 夏木ゆたか、 利重剛、 五月女ケイ子、 山中崇、 佐藤緋美、 水澤紳吾、 黒田大輔、 忍成修吾、 長塚圭史、 池谷のぶえ、 戌井昭人、 赤堀雅秋、 清塚信也、 山田真歩、 湯川ひな、 松浦祐也、 渋川清彦、 かっぴー、 いとうせいこう、 CHAI、 菊地成孔、 森田哲矢(さらば青春の光)、 吉木りさ(声)、 柳憂怜、 三浦誠己
【配給】日活 ©2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS PG-12
【Twitter】@littlezombies_m 【Instagram】@little.zombies.movie
【公式YouTubeチャンネル】WE ARE LITTLE ZOMBIES』Official Channel
【オフィシャルサイト】littlezombies.jp