気になるけどなかなか聞けない オカネのハナシ

今を生きる人すべてにとって身近な存在でありながら、あまり知らない“オカネのハナシ”。高校生が分かりやすい視点から、税理士・水村先生が“オカネ”について教えます!

高校生の“稼ぐオカネ”事情

中学生と高校生の大きな違い……。それは高校生になるとお金を自分で稼げるようになるということ。小学生でも中学生でもお金を“使う”ことはできましたが、高校生になるとお金を稼ぐことができるようになります。この記事を読んでいるみなさんの中にも、高校生になることの楽しみの一つとして“バイトをする”というものもあったのではないでしょうか。

YTJPの調査によると、高校生のアルバイトによる月間の給料は下記グラフの通りでした。

気になるけどなかなか聞けない オカネのハナシ

みなさんはいかがでしょうか? ちなみに、アルバイトの時給には最低賃金というものが設定されています。最も高い東京都では1,013円、これに対し最も安い青森県などでは790円となっており、その差は223円となっています。ですから、東京都と青森県でそれぞれ50時間のアルバイトをした場合、

東京都:50,650円
   青森県:39,500円

といったように、11,150円もの差が生まれているのです。

高校生・社会人の“使えるオカネ”事情

さて、次に1カ月で自由に使えるお金についての調査結果を見てみましょう。男子高校生も女子高校生も同じような割合になっているようです。

気になるけどなかなか聞けない オカネのハナシ

新生銀行グループが行っているサラリーマンのお小遣い調査を見てみると、下記のようになっています。

気になるけどなかなか聞けない オカネのハナシ

みなさん、どう感じましたか? これが大人たちのリアルです。高校生であっても、大人であっても、使えるお金のやりくりをして生活をしているのです。放課後のアルバイトであっても、社会人として働くのも収入を得るという点ではみなさんと同じです。お金について正しい知識を持つことで、みなさんの人生に大きな影響を与えるかもしれません。どうですか、少しお金に興味を持っていただけましたか?




Switch税理士法人
水村 耕史(みずむら こうじ)

神奈川県横浜市出身。神奈川大学経済学科・経済学部を卒業後、都内の中堅税理士事務所に就職。2年間の業務を経て、web会社の経営を任されるとともに、税理士としても独立し、Switch 税理士法人を起ち上げる。

現在は、Switch税理士法人の代表社員のほか、コンサルティング会社等の取締役も兼務している。

気になるけどなかなか聞けない オカネのハナシ