【インタビュー】Youth voice -シンガー るーか(23)

さまざまな若者の声を届ける「Youth voice」。
今回は、今年7月に放送された“青春アカペラ甲子園 全国ハモネプリーグ2020(フジテレビ系列)”にて優勝したザ・コンティニューズのメンバーるーかさん。リードボーカルで圧倒的な歌唱力を魅せ話題となった新世代のシンガーに迫ります。

Youth voice -シンガー るーか(23)

るーか
東京都八王子市出身。大学のサークルでアカペラを始め、現在は「PLUS Unison.(プラスユニゾン)」、「ザ・コンティニューズ」のリードボーカルを務める傍ら、個人チャンネル「るーかch ザ・コンティニューズ」で公開している瑛人の『香水』のカバーは16万回再生を突破(2020年8月時点)。その他にもOfficial髭男dismやYOASOBIなどの楽曲をカバーし、ファンを増やす。2020年7月に放送された『青春アカペラ甲子園 全国ハモネプリーグ2020(フジテレビ系列)』では、「ザ・コンティニューズ」として優勝するなど、今注目の若手シンガー。

音楽が本当に好きだからどんな状況でもやろうと思えた


ーるーかさんの現在の活動について教えてください。

都内の大学に在学しつつ、主にSNSを中心にシンガーの活動をしています。もともとアカペラをやっていたということもあって、そこのコネクションから歌を歌うYouTuberの方とコラボをさせていただいたりもしています。自分のチャンネルも持っていて、Official髭男dismさんの曲や瑛人さんの『香水』など、人気の曲をカバーして歌ったりもしています。アカペラの活動としては、YouTube上でのアカペラグループ「PLUS Unison.(プラスユニゾン)」をはじめ、学生アカペラの繋がりから結成した「ザ・コンティニューズ」では、今年の7月に放送された「青春アカペラ甲子園 全国ハモネプリーグ2020」で優勝することができました。個人では今年の3月あたりにライブの予定があったのですが、新型コロナウイルスの影響で無くなってしまいまして。だから今はSNS上でシンガーの活動をしている感じになっていますね。


ーアカペラを始めたキッカケを教えてください。

両親がオペラ歌手で小さい頃からオペラを観に行ったり、今思うと音楽が身近にありました。僕も中学生の時からベースを弾いたりはしていたのですが、バンドではベースを弾くだけで歌ったりはしていなくて。カラオケに初めて行ったのも中学生とか高校生の時だったと思いますね。アカペラを始めたのは大学に入学したタイミングで、友達のお姉ちゃんの学年がアカペラサークルを作ったということで「るーか歌上手いから入りなよ」と誘ってもらって。それからその友達のお姉ちゃんのアカペラのライブを観に行き、生で聴いたアカペラのハーモニーに感動して、自分もやってみたいと思い始めました。そこからはアカペラサークルに入ってアマチュアの大会に出場したりしていました。個人で学校外の人たちに向けて活動を始めたのが2019年くらいで、YouTubeを開設したのもそのくらいの時期だったと思います。


ー活動をする中で一番楽しいと感じる時を教えてください。

僕は基本的に自分の演奏に対してネガティブな考え方をするタイプなので、ライブとかでお客さんのリアクションが良かった時はすごい嬉しいですね。自分がネガティブな分、お客さんが喜んでくれるのがすごく励みになります。あとは単純に和音でハモっている時が楽しいです。本当にもうピタッとハモった時の感覚って全然違うんですよ。その感覚を一度味わってしまうと、その気持ち良さがクセになりますね。


ーるーかさんが思うアカペラの魅力を教えてください。

アカペラの良さって、楽器と違って音程やピッチ感がすごく人的というか、揺らぐんですよ。だからそれを6人で合わせるっていうのが本当に難しくて。アカペラって始めやすいんですけど、納得する演奏をするまでがすごい難しいので、それができた時の達成感や一体感で、一緒に歌っている人との絆はすごく深まると思いますね。


ー自分が好きなことを頑張る高校生にメッセージをお願いします。

僕は音楽をやりたいという意思はあったのですが、自分の中での問題や環境の変化、あとは親の反対もあったりと、音楽を続けるのが難しい時期もあったんです。それでも音楽が本当に好きだからどんな状況でもやろうと思えたんですよね。だからどんなに嫌なことがあっても、やろうと思えるくらい好きなものがあるなら続けてほしいなと思います。

Youth voice -シンガー るーか(23)
Youth voice -シンガー るーか(23)

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