さまざまな職業で活躍する人に迫るWorker’s file。第18 回目は、企業の商品やサービスなどのセールスプロモーションを行う傍ら、新型コロナ対策グッズ「飛沫の盾」の販売を行う株式会社ゼロブロックの大久保さんに迫ります。
大学卒業後、イベント制作関係の会社に就職。約3年が経過した時に“自分自身の手で何かを創り出したい”という想いから転職。現在は株式会社ゼロブロックでアカウントマネージャーとして活動。
※アカウントマネージャー:業種や会社によりその役割は異なるが、主にクライアント(顧客)に対して、宣伝・セールスプロモーション(販売促進)企画を提案し、その企画実行時の管理をする役職。
自分の一番の理解者は自分自身
ー仕事内容を教えてください。
クライアントのセールスプロモーションのお手伝いをする仕事で、ホームページやカタログ・チラシの企画提案・制作、展示会等のイベント企画の提案から、その設営や運営などをトータル的に行っています。その中で私は、お客様となる企業のご担当者様、また制作に協力いただくデザイナーさんや専門業者さんと打合せをし、仲介役を担うような業務が中心になります。私が務めているゼロブロックという会社では「この様な仕事をして」と言われることがなく、“何をすればお客様の役に立てるのか”を考えることを大切にしています。何もないところから新しいものを創る、0から1を生み出す可能性を探求している会社です。この“ゼロイチ”がゼロブロック社のテーマでもあります。
ー現在のお仕事に就いた経緯を教えてください。
就職活動をする時に、人との会話を経て何かを創り上げる仕事がしたいと思っていたので、営業職に絞って考えていました。卒業してからはイベント制作関係の会社に就職したのですが、そこではお客様からある程度形が決まったことを依頼され、それに対してレスポンスをするという業務で、“誰かが決めたことを形にするのではなくて、自分が提案したことが形になった方が面白そう”と思うようになり、ご縁があって現在のゼロブロック社に入社することになりました。
ー現在は“飛沫の盾”の販売も行っていますが、セールスプロモーションとは違った業務を始めたのはなぜですか?
飛沫の盾は飛沫感染対策商品です。販売に至ったのは新型コロナウイルスの影響が一番大きいです。弊社はセールスプロモーションの中でもイベントに関わる業務が大半だったので、新型コロナウイルスの影響でイベントの開催が難しくなり、今までの仕事がいちじるしく減ってしまったんです。そこで新しいことをするべく、社員みんなで試行錯誤した結果が飛沫の盾でした。ただ、弊社は本来飛沫の盾を売るだけの会社ではありません。飛沫の盾はコミュニケーションのキッカケとして使用するというのが本来の目的です。この商品を持って今までとは異なる新規の企業様に伺い、そこから新たなビジネスチャンスを創りたいという想いがあります。
ー今後のイベント業界はどうなっていくと思いますか?
人と人が集う場所というのは絶対になくならないと思うのですが、回数は少なくなると思います。だから私たちもそれに即した施策を提案していかないといけない。イベント業界としては実際に会場に出向くようなリアルイベントだけではなくて、オンラインだからこそ楽しめるアイディアを盛り込み、新しいイベントの形を模索していく必要があると思っています。
ー読者の高校生にメッセージをお願いします。
私は高校生時代、警察官になりたいと思っていたのですが、今はこうやって全く違う業界で働いていて。今考えると警察官になりたいというよりかは、警察官のような芯を持った女性に憧れていたんだと思います。それは自己分析をしたからこそ気づけた結果なので、将来やりたいことが決まっていない人も、まずは自分を見つめ直す時間を作ってほしいです。自分のことを知るのは目を背けがちだと思うんですけど、人生の判断をする時には武器になるし、自分の一番の理解者は自分自身なので、自分という人間を大切にしてほしいです。
お仕事言葉辞典>>>セールスプロモーション編
【0→1】 ぜろいち
0の状態から1にすること。ビジネス用語として使われることが多く、何もないところから新しいものを創り出す時に使われる。ゼロブロック社の主軸となるテーマであり、クリエイティブな業界では耳にする機会が多い言葉。
お仕事道具見せてください!
資料の作成や連絡に欠かせないPC、スケジュール管理を行う手帳。デジタルではなく紙の手帳が大久保さんのこだわり。ガムは集中力を高める時用に常備しているそうです。
https://zero-block.com
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