幼少期より”歌うこと”をライフスタイルとし、大学在学時はアカペラサークルに所属。現在配信している自身のYouTube番組「こっちのけんと毎週土曜18時」では、歌唱力を披露すると共に、彼女や家族のことなどをテーマとした雑談を展開中。実兄は菅田将暉(俳優・歌手)
第3回目のテーマは“土木の仕事に携わる若手3名に土木の魅力等”についてインタビュー。
僕は大学生の時、建築を学んでいたのですが、就職活動で土木のことを調べていくうちに、土木という仕事ではたくさんの人が利用するものを自分たちの手で作っていくということを知りました。土木という仕事を通してやりがいを感じることができるのではないかと思ったので、土木の仕事を選びました。
― 現在はどんな仕事をしているのですか?
今の現場では、主に耐震補強工事を行っています。その耐震補強工事に伴って、高架橋の柱を補強するための、柱周りの掘削などが仕事の中心となります。
― 土木の仕事をしていく中でのやりがいを教えてください。
やっぱりものづくりの始めの段階から関わり、それが完成して世の中の人々を陰で支えていけるという点ですね。安全・便利に利用できるものを提供していけるところがかっこいいと思っています。
― 土木の仕事の魅力を教えてください。
自分たちが作ったものが、それ以降ずっと残っていくというのが自慢にもなりますし、土木の一番の魅力だと思います。
― 土木の仕事に向いているのはどんな人だと思いますか?
皆を引っ張っていくリーダー的存在の人などは適していると思います。僕は学生時代引っ張るとは真逆の性格だったのですが、やっぱり現場でそういう人がいるとすごく助かりますし、そういう引っ張り方もあるんだと発見できることもありますね。
― 土木の仕事を通して成長したことがあれば教えてください。
土木の中でも現場を仕切る現場監督は視野を広く持つ必要があるので、そういった面では自分自身も仕事を始める前より視野が広くなったかなと思います。仕事をしていく上でのミスに早く気づくことができたり、困っている人がいたら助けてあげたり。そういう視野を広く持てるようになったのは成長だと思いますね。
僕は中学生の時に家の近くで橋の補強工事をやっているのを見て、土木の仕事に興味を持ち、仕事にしようと思いました。
― 現在はどんな仕事をしているのですか?
現在は目黒線の駅で、6両のホームを8両仕様にする駅の延伸工事をしています。あとは線路を1本追加して、各駅停車の電車が停まっている状態で、急行電車が通過できるようにするための工事なども行っています。
― 土木の仕事をしていく中でのやりがいを教えてください。
僕は、構造物がだんだんできていく様子を見ていくのがすごく楽しくて、それに自分が関わっている実感ができることがすごく嬉しいです。あとは今自分が関わっている工事が鉄道関係なので、人々の生活を支えているという責任も感じますし、やりがいの一つだと思っています。
― 土木の仕事の魅力を教えてください。
土木の仕事ではよく言われることの一つなのですが、やっぱり“地図に残る仕事”というのが魅力だと思います。自分たちが作ったものが地図に残って、人々の生活を支えていると実感できることは、魅力に感じますね。
― 土木の仕事に向いているのはどんな人だと思いますか?
発想力がある人ですかね。自分だったらこういうやり方をするとか、どういう手順で仕事をしたら効率がいいだろうとか、そういうことをしっかり考えることができる人は、土木の仕事に向いているのかなと思います。
― 土木の仕事を通して成長したことがあれば教えてください。
すごく個人的なことなのですが、土木の仕事を始めてから朝に強くなりました(笑)。もともと寝坊をしてしまったり、朝はすごく弱かったんですけど、現場が朝早かったりするため、目覚ましが鳴ったらすぐに起きられるようになったので、そこは私生活にも役立っています。
『大改造!!劇的ビフォーアフター』というテレビ番組を見て建築に興味を持ったのですが、就職活動をする際に現場監督の仕事をしてみたいなと思ったんです。そこでいろいろな会社の説明会に行った時に、森建設の説明会で言われた、「鉄道の仕事というのは普通の人ができる仕事じゃない」というところに興味を持って、土木の仕事に就きました。
― 現在はどんな仕事をしているのですか?
世田谷区で道路工事をしています。道路を新しくするにあたり、側溝を新しく付け替えたりする現場になります。
― 土木の仕事をしていく中でのやりがいを教えてください。
工事の種類にもよるんですけど、毎日の作業の中での変化をあまり感じなくても、その積み重ねによって最後に一気に見た目が変わったりする点は、見ていて感動しますし、僕の中でやりがいを感じる部分でもあります。
― 土木の仕事の魅力を教えてください。
建築物って、その建物を見ればだいたいの構造がわかると思うんですけど、土木の場合は地面より下の工事が多いので、完成しても見えないことが多くて。普通に暮らしているだけではわからない構造が、工事を通してわかっていくのが土木の素晴らしいところだと思います。
― 土木の仕事に向いているのはどんな人だと思いますか?
現場監督の視点でいうと、周りに気配りができる人、広い視野を持てる人が良いと思います。あとは柔軟な発想力がある人。基本的な工事の仕方はありつつも、現場によって違いは出てくるので、それに対応できる柔軟な発想力は武器になると思います。
― 土木の仕事を通して成長したことがあれば教えてください。
僕も朝に強くなりました(笑)。学生の頃は学校に遅刻したりすることもあったのですが、今は寝坊もしなくなりましたし、すごく成長した部分です(笑)。