「スラムダンク奨学金」は、バスケットボールに取り組む高校生を対象に、高校卒業後、本場アメリカへの留学の機会を提供する奨学金制度。この奨学金は、アメリカの大学で、あるいはプロとして競技を続ける意志と能力を持ちながら、その夢を果たせない状況にある若い選手を支援すべく、漫画家・井上雄彦氏を中心に2006年に設立された。
具体的には、高校を卒業後も、競技継続を希望する情熱と才能にあふれた選手を、アメリカのプレップスクール(私立の大学準備校)に派遣し、その間の学費や生活費を援助するもの。
しかしながら、2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響で、本制度も第14回、第15回の派遣実施を見送り、高校生の夢の後押しが難しい状況が続いていた。本年度(2021年)は、新型コロナウイルス感染症に対する予防措置や各国の海外渡航制限に関する条件に細心の注意を払い、第16回 奨学生募集・選考が実施される。
■派遣期間
2023年4月〜2024年5月(14ヶ月間)
※新型コロナウイルス感染拡大に関連する状況や、その他やむを得ない事情によりプログラム期間が変動する場合がございます。
引き続き状況の変化を見ながらの募集、実施になりますので、応募者の方は要項をどうぞよくお読みください。
慣れ親しんだ場所を離れ、知らない環境へと飛び込むことは勇気がいることです。
だからこそ挑戦には価値があります。私たちはその勇気と行動力を称え、そして応援しています。
きっと皆さんが大好きであろうバスケでの大きなチャレンジです。
プレイヤーとして、そして人として成長する上で大切な期間になることは間違いありません。
この機会をつかみ、大いに楽しんでほしいと思います。
ご応募お待ちしております!
令和3年11月
井上雄彦
◆スラムダンク奨学金とは?
スラムダンク奨学金は、『SLAM DUNK』の作者である井上雄彦の「この作品をここまで愛してくれた読者とバスケットボールというスポーツに、何かの形で恩返しがしたい」という志から始まりました。
高校を卒業後、大学あるいはプロを目指しアメリカで競技を続ける意志と能力を持ちながら、経済的その他の理由でその夢を果たせない若い選手を支援することでその目的を果たそうと設立されました。奨学金の原資は、『SLAM DUNK』の印税の一部と、有限会社アイティープランニング、株式会社 集英社の拠出金で成り立っています。
2019年までに15名を選出し、卒業生は国内男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」 の球団に所属している選手がいるほか、アメリカ2年制大学、4年制大学が進路となっています。
(※1期生〜13期生の紹介や近況については「スラムダンク奨学金」公式サイトにてご覧いただけます。)
▼「スラムダンク奨学金」公式サイト
http://slamdunk-sc.shueisha.co.jp/
▼「スラムダンク奨学金」公式Facebookページ
https://www.facebook.com/slamdunk.scholarship
▼井上雄彦氏の過去のコメントなど
この奨学金について井上雄彦氏が語ったインタビューや留学先でのレポート、さらに1期生〜13期生の紹介が下記のサイトでご覧いただけます。
http://grandjump.shueisha.co.jp/slamdunk-sc/
▼井上雄彦Twitter
@inouetake