大分県教育委員会は、大分県内の高校生が自ら課題設定を行い、問題解決に向けて取り組む思考(以下、「デザイン思考」という)を養う特別講座「OITA CREATIVE HIGHSCHOOL」を大分県立宇佐高校(1年生)と大分県立由布高校 (3年生)で今夏より開催し、プログラムを順次行ってきた。
デザイン思考とは、不確定要素の多い世の中において、自らの視点・感性を活かし、問題提起し、新しい価値を生み出していく思考方法です。このデザイン思考を学ぶ取り組みは、県内の高校では初めての取組みで、創造性豊かで高い技術(スキル)を有する大分県内外のクリエイター(プロデューサー、デザイナー等)と協働し、デザイン思考を習得していくことで、県内外で活躍できる人財の輩出と地域の活性化を目指すものになる。
初年度の今年は自身の通う学校の魅力を再発見し、「6秒動画」の動画におさめる、6s’PROJECTを各校で行ってきた。各学校の生徒は、OITA CREATIVE HIGHSCHOOLで学んだデザイン思考を元に、チーム毎に制作目的・対象・コンセプトを考え、実際に動画を自身らのタブレットを通じて制作する。
※講座内にて、タブレットのアプリのiMovieの編集方法を県内クリエイターより講座を実施。
全6回の講座(下記参照)を通じて、学び習得した成果を、最終発表会で公開。
そして動画の講評は事務局で行うが、最も共感する学校の魅力を表現した動画については、生徒自身等の投票で行う。
※選出された動画については、J:C O M大分ケーブルテレコムにて、実際のCM枠で放映される予定。
■事業概要
・事業名
OITA CREATIVE HIGHSCHOOL 〜6s’ PROJECT〜
・最終回
●大分県立由布高校 令和3年12月8日(水) 13時15分〜15時05分
会場:体育館
●大分県立宇佐高校 令和3年12月21日(火) 14時05分〜15時55分
会場:体育館
・参考
第1〜3回の大分県内外で活躍するクリエイターの授業を通して、デザイン思考の必要性や考え方を学ぶ。
第4〜6回では、それまでに学んだデザイン思考を活かして、自分たちの学校の魅力を6秒の動画で表現していくことで、より実践的にデザイン思考をマインドセットしていく
最終回では各グループが制作した6秒動画の発表会を行い優秀作品表彰予定。
・全6回プログラム
第1回目:地域の魅力を引き出すクリエイティブとは?/(株)POPS 田中 淳一
第2回目:問題解決のススメ/(株)野村総合研究所 坂口 剛
第3回目:デザインと問題解決/INSIGN 代表 杉本 国雄 (由布高校)/NAHO DESIGN 代表 松野 奈帆 (宇佐高校)
第4〜6回目:6秒動画制作㈰㈪㈫/高校生の動画制作伴走県内クリエイター
J:COM 大分ケーブルテレコム(株)今 秀司
佐伯コミュニケーションズ(株) 天利 悠一
イラストレーター・デザイナー 森 海里
・全体講座ディレクター
(株)Barbara Pool 廣部 慧
BarbaraPoolにて、自治体との共創型プロジェクト等に従事。また現在は、地域クリエイター・地域企業向け講師等も行い、地域におけるクリエイティブ人材・産業の最適化に従事。