引く手あまたの31歳
今もっとも多忙な役者のひとりがこの人。山田裕貴。
昨年だけでも、映画『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』『東京リベンジャーズ』、ドラマ『ここは今から倫理です。』『志村けんとドリフの大爆笑物語』と話題作に多数出演。出演作の多さから、昨年は、『日経トレンディ』が選ぶ「今年の顔」にも選出されている。今年もすでにNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』(4月11日放送開始)など出演作が続く山田。
そんな引く手あまたの31歳が、写真家・映画監督の蜷川実花さんと初のフォトセッション。「悪い男」をテーマに旬な俳優・アーティストを撮り下ろす、ファッション誌『Oggi』の人気連載で、気になる会社の後輩役を演じている。
リモート勤務で会う機会が少なくなった後輩
山田は、営業部の人気者。<彼とは、席が向かいだったこともあって、冗談を言い合ったり、世間話をしたりと、割と仲が良かったと思っていたけれど、リモート勤務がメインになってとんと会う機会が少なくなって、実は寂しい気持ちが・・・>。彼の存在が大きくなる一方、実はプライベートを知る人は少なく、気になるひとり暮らしに想像が膨らむ。
そんな彼を映す想像の世界は、ブルーライトに包まれた部屋と、あやしく光る彼の瞳。部屋着のままソファーに横たわり、ゲームをしたり、宅配ピザを頼んだり・・・、人気者とはほど遠いその姿に後輩への想いと妄想が膨らむ。
「根が真面目」と「めんどくさがり」の二面性
インタビューでは、実際の山田さんの休日の過ごし方についても聞いている。
「オフだと言われても(仕事のことが)頭を占領してしまって休みの日も休みじゃなくなってしまうんです。『台本を読みたくないけど、そこに置いておかないと! ああ!』って」と、返ってきたのは休日も仕事に追われる日々。「でも、毎回それがわかっているのに、12時まで大抵ベッドでだらだらしているんです」と、今回の「悪い男」を連想させる答えも。
自分の性格を「根が真面目」と「めんどくさがり」の二面性があると分析する山田。忙しいなかでのその葛藤が等身大のエピソードで語られる。
多忙な男の束の間の休日は、3月28日(月)発売の『Oggi』5月号で。山田の貴重な時間を一緒に過ごしたい・・・写真からはそんな妄想も可能。