■熱い想いを受け、中村倫也、ついに海外で作家デビュー!
中村倫也が2018年11月号から2年間にわたって雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載したエッセイを一冊にまとめた初のエッセイ集、『THE やんごとなき雑談』(2021年刊行)。
発売日当日に重版が決定するなど大きな反響を呼び、たちまち累計8万部(紙+電子)を突破した同書の翻訳版発売が決定。中村倫也が自意識をさらけ出し“丸裸”になるまで自分自身を見つめなおして取り組んだ“思考のあと”が、台湾、香港、マカオの書店に並ぶ!
「肩の力を抜いて等身大の言葉を並べたい。
上辺の透き通った水だけじゃなく、底に沈殿するヘドロもすくい上げるような文章を書きたい。」(※日本語版/本文P.22より)
“癒し系”“ゆるふわ”……大注目を浴びた2018年、そんな言葉で形容された売れっ子俳優が、これまで見せてこなかったすべてをさらけ出し、2年間にわたり文筆活動に勤しんだ。
本書には連載開始時、「こうなったらとことん出してやろうじゃないか、僕の隠したい恥部を!(2018年リリース・本人コメントより)」と思い切った決意そのままに、ナマの中村倫也がギュウギュウに詰まっている。
そして今回、その思いが海をも越えた。
中村は近年台湾でも、出演ドラマの配信や出演映画、出演舞台のライブビューイングが続々と公開されるなど、人気を誇っている。そんな人気の高まりを背景に、現地の編集者が『ダ・ヴィンチ』での連載を読んでその才能に魅了されたことが、今回の翻訳版発売につながった。
「映画やドラマを通して著者を知った方に、文章やイラストなど、知られざる一面、才能も発見してほしい。ようやく台湾、香港、マカオの読者にも繁体字中国語版を紹介できます」(台湾の担当編集者 談)。
いくつもの熱い思いが実を結び、『中村倫也之非常雜談』がこの秋、かの地の読者のもとに届く!
■中村倫也コメント
「自意識の塊、夜の空を飛ぶ。」
本作連載時の一本目のエッセイのタイトルである。
いやはや、ワタクシの拗らせたアレやコレやが空を飛んで、海まで飛び越えてしまうとは、思ってもみなかった素敵な報せだ。
「なんだか原稿というものは〝未来へ向けた手紙〟みたいだ。この時差が、いつも少しだけ恥ずかしい」(※日本語版/本文P.46より)
かつての私から、現在の貴方へ。封を開いてページをめくって、ニヤニヤしてもらえたなら、この上なく嬉しい。がんばれ!翻訳のひと!!
■『THE やんごとなき雑談』について
<概要>
「何事も考えてからでないと行動に移せない」という中村が、考え続けては正解を探した日々を、“丸裸”になるまでさらけ出して書き綴った初のエッセイ集。自意識過剰でモテたくて仕方なかった学生時代。クラスメイトに突然奪われたファーストキスの思い出。料理や掃除に買い物、たまの実家への帰省と親孝行。“カメレオン俳優”と評されてブレイク後、呼吸ができなくなったこと。自粛期間中に襲ってきた孤独と涙。そして、“生きるということ”について……。人気俳優が本気で挑んだ、二年間の思考のあと。
<日本版>書誌情報
タイトル:THE やんごとなき雑談
著 者:中村倫也
題字・挿画:中村倫也
価 格:1320円(本体1200円+税)
ISBN:978-4-04-680300-9
発 売:株式会社KADOKAWA
■著者プロフィール
中村倫也(なかむら・ともや)
1986年、東京都生まれ。俳優。2005 年、デビュー。14 年初主演舞台『ヒストリーボーイズ』
で第22回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。18年、19年にはエランドール賞新人賞を受賞。
近年の主演作に映画『水曜日が消えた』『人数の町』、連続ドラマ『美食探偵 明智五郎』『珈琲いかがでしょう』『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』 など 。
今後は『仮面ライダーBLACK SUN』(10/28配信開始)、MUSICAL『ベートヴェン~Beethoven The Piano~』(10/29〜上演)、舞台『ケンジトシ』(2023年2月上演予定)に出演する。
◆<繁体字中国語版>書誌情報
書籍名:中村倫也之非常雜談
出版社:台灣角川
言 語:中国語繁体字
発売地域:台湾、香港、マカオ(中国大陸を除く繁体字語圏)
発売日:2022年9月28日(水)
価格:NT$350/HK$117