3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たち全21チームが、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2022・愛媛県大会』が10月22日(土)に開催された。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するもの。
■イベント概要
・日程 2022年10月22日(土)10時00分~12時30分
・開催場所 松山市梅津寺海岸
・参加人数 1チーム3名×21チーム+1チーム2名×1チーム=65人
・協賛 城東開発株式会社
■優勝は昨年の全国王者愛媛大学附属高校のBIGWESTベーカリー!拾ったごみの総量は圧巻の10.22kg!
全22チームが参加した愛媛県大会。今年はオリジナルアイテムのレベルが非常に高く、優勝したい想いはもちろんのこと、ごみ拾いを楽しむ!という純粋な気持ちが開始前からひしひしと伝わってくる。スタートの合図と共に、草の茂みに隠れた大量のごみを発見するチーム、高得点であるたばこの吸殻をかき集めるチーム、様々な戦略で60分間休むことなく全力でごみ拾いに挑む。結果は、ポイント合計2833.5、重量10.22kgを拾った、昨年度全国王者「BIG WEST ベーカリー」チームが2位を大きく引き離し、愛媛県大会2連覇を達成。12月に開催される全国大会でも2年連続優勝を目指し、やる気に満ち溢れた様子が伺えた。オリジナルアイテム賞は、松山東雲高等学校の「ルイス」チームが受賞。協賛社の城東開発特別賞は松山東雲高等学校の「東雲GIRLS」が受賞した。
■愛媛県大会で集められたごみの総量は97.87kg
参加チーム22、総勢65名で60分間に集められたごみの総重量は97.87㎏!100㎏近いごみが集められた。
スポGOMI甲子園の会場となった梅津寺海岸は、交通の便もよく、1年を通してたくさんの人が訪れる海岸。一見目立ったごみは見当たらないが、草の茂みに大量のごみが隠されていることに驚く。また、一番多く目につくのがプラスチックごみ。それも、真新しいプラスチック容器から、経年劣化して原形をとどめないプラスチックまで、多種多様なプラスチックが散乱している。今拾わなければ、愛媛の海を出て世界中で問題となっている海洋ごみに繋がっていくのかもしれない、スポGOMI甲子園を通じて、海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やし、この問題に対して貢献していきたいと強く思える大会となった。
■優勝チームコメント
昨年度も全国大会に出させてもらい、全国でも優勝することができました。愛媛県大会での経験を生かして、全国大会でも2位に大差をつけて優勝できるよう頑張りたいと思います。
■団体概要
団体名称 :一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション
URL :https://www.spogomi.or.jp/
活動内容 :スポGOMI甲子園に関するイベントの開催、及び運営に必要な業務。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/