今回は高速道路の橋脚工事現場にお邪魔し、工事に携わる原田鉄筋株式会社・株式会社SRKの2社の方、またこの工事を全体監理する東急建設の方にお話しを聴いてきました。同じ現場で共に仕事することが多いという原田鉄筋とSRK。一つのモノを作るために、現場内ではさまざまな作業をそれぞれの会社が担っています。会社の垣根を越え、みんなが一丸となって完成を目指している姿がとても印象的でした。正に、土木はチームプレーです!
土木の現場は、会社の垣根を超えたチームプレー!
●柱の鉄筋(柱筋)の組立て工事を担当:原田鉄筋株式会社
廣瀬辰也さん 34歳・土木業界歴10年 (※上記写真:前列左から2番目)
―柱筋とはどんな役割?
柱筋は人間に例えると骨になりますかね。構造物の大事な基礎となる部分です。
―原田鉄筋の魅力は?
先輩が仕事を優しく教えてくれるところですかね。自分も後輩には優しく教えてあげます!
―土木の魅力は?
みんなが一丸となって、一つのモノを作っていく。その過程が一番の魅力です。
●型枠の設置工事を担当:株式会社SRK
加藤駿さん 28歳・土木業界歴10年 (※上記写真:前列右から2番目)
―型枠とはどんな役割?
液状のコンクリートが外に流れないようにするための容器的な役割を果たします。原田鉄筋が組み立てた柱筋に木材を設置し、鉄パイプで固定します。(右記写真参照)
―SRKの魅力は?
土木に限らず、建設業って“怖い”というイメージがあると思うのですが、僕の会社の方達は本当に優しいです。時には厳しい時もありますが(笑)。
―土木の魅力は?
スケールが壮大なところ。そして人々の生活の役に立っていると感じられるところですかね。
●工事全体の施工管理(スケジュール・品質・安全など)を担当:東急建設株式会社
西健介さん 34歳・土木業界歴16年 (※上記写真:前列左から1番目)
須賀紗代子さん 26歳・土木業界歴6年 (※上記写真:前列右から1番目)
―土木の魅力は?
西さん: 土木は人々の生活を支える基盤となるもの。それを作ることに携われるのはすごく嬉しいし、やりがいを感じます。
須賀さん: 「街を作れる」というのは、土木ならではの魅力です!
どんな人が”土木”という職業に向いている?
◆原田鉄筋株式会社 取締役 所長 野坂元久さん (※左記写真:後列左)
どんな方でも興味さえあれば、土木は良い経験になると思います。女性も大丈夫です。私の娘も一時、うちの社員と一緒に地下鉄の工事に携わっていました。建設業は、女性も安心して働ける環境になってきています。
鉄筋工事の事業者。道路工事、橋梁工事、高架橋工事、地下鉄工事、下水処理場建設などを中心に公共性の高い工事を担う。
採用案内は>>>http://harada-tkk.co.jp/recruit.html
◆株式会社SRK 代表取締役 加藤直さん (※左記写真:後列右)
意地と根性のある人。耐えるとか我慢ということではなくて、どんな職業も同じかもしれませんが、自分自身の成長に向上心を持てる人が向いていると思います。
公共工事を中心に、土木工事一式の工事を行っており、主に躯体構造物(構造的に支える骨組み部分)の工事を担う。
採用案内は>>>https://kk-srk.co.jp/recruit/
菅生健人のYouTube「こっちのけんと」では、本誌で紹介した内容を動画で配信! 臨場感のある現場シーンや、土木に携わる方々と菅生健人との、ためになるトークをお楽しみください!
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