SNS総フォロワー数、163万人! 人々の悩みに寄り添い元気になるよう応援する“モチベーショナルスピーカー”としてZ世代を中心に支持されるひかりんちょさん。発信されるリアルな言葉たちに同世代だけではなく親世代からも注目が集まり、メディア出演も多数する彼女に、今回YTJ誌ではインタビューを実施。悩み相談に応える際の想い、自身を発信する際のポリシーなどを聴きました。
2003年7月14日生まれ。悩んだり落ち込んでいる人に寄り添い元気になるよう応援する“モチベーショナルスピーカー”として、多数のメディアに出演。2019年に発売されたエッセイ本『ありのままの私を受け入れずに批判する奴には、心の中で中指立てればいい』は4度重版されるなど、同世代だけではなく、教育関係者や10代を育てる親世代の注目も集めている。
SNSで配信などの活動を始めた経緯を教えてください。
小学校3年生の時に初めてスマートフォンを買ってもらい、YouTubeやミクチャを観るようになったのが最初のきっかけかなと思います。その頃はただ動画を観ているだけだったのですが、小学校5年生の時に友達に誘われて静岡で開催された東京ガールズコレクションを観に行き、そこでキラキラ輝いているモデルさんに憧れを持って。お母さんに「ミクチャとかに投稿してみれば?」と言われたことも後押しとなり、SNSに投稿をするようになりました。そこから中学生になったあたりでファンの方も増えてきて、ファンの方ともっと距離を縮められるのは配信なのかなと思い、投稿アプリから配信アプリに活動を広げていった感じです。
モチベーショナルスピーカーという肩書きを持とうと思った経緯を教えてください。
きっかけはInstagramの職業の欄にあった“モチベーショナルスピーカー”という言葉を見つけたことなのですが、これって何だろうと思い調べた時に、自分の活動に通じるものがあるなと思って。そこからは“モチベーショナルスピーカー”という職業を肩書きとして持つようになりました。
SNSでのお悩み相談企画など、日頃からさまざまな若者の悩みに寄り添うひかりんちょさんですが、どのような想いからこのようなことをされているのでしょうか?
私自身中学2年生の頃から学校に行けなくなってしまったこともあり、最初は悩みを聴く方ではなくて悩みを聞いてもらう方の立場だったんです。中学1年生までは趣味としてやっていたSNSが、中学2年生の頃からは自分の人間関係だったりに関する悩みを吐き出す場所になっていって、自分の居場所もSNSになりました。その辺りからだんだん自分に共感してくれる人が増えていって……。私的には、自分が悩みを吐き出した時に、話を聞いてもらい共感してもらえただけで救われた部分がありました。そんな経験から“アドバイスをもらうわけではなく、共感してもらえるだけで心が軽くなるんだ”ということを感じることができたので、“周りに吐き出せる人がいないんだったら、とりあえず私に吐き出してほしい”と思うようになり、悩みを募集したり聴いたりするようになった感じです。ただ、悩みは本当に人それぞれなので、応える時には“私の意見が全てではない、選択肢の一つとして捉えてもらいたい”というのは伝えるようにしています。
ひかりんちょさんご自身は、落ち込んだときにはどのように解決されるのですか?
自分で自分の機嫌をとるのがめちゃくちゃ苦手なので、“落ち込んだ時にいつもこれをやる”みたいなことは正直なくて……。本当にどん底までいって、勝手に気分が良くなるのを待ちますね。私は、友達と遊んだり好きなものを食べたりしても、“こんな悩みどうでもいいや!”とはなれないタイプなんです。リフレッシュするために好きなことをしている時間自体は楽しいと思えるんですけど、一人になると結局悩み込んでしまう。私は、そういう時の発散方法とか、自分を慰める方法というのは、いまだに見つけられていないのかなと思います。だからもしそういう悩み相談がきたら、私自身も発散方法がわかっていない分、“とりあえず自分を最大限に甘やかして気分が落ち着くのを一緒に待とう”みたいな寄り添い方をする形にはなると思います。
SNSへの投稿や配信、メディア出演などの活動をする際、持たれているポリシーはありますか?
難しいことではあるんですけど、できる限りありのままの自分でいようとは思っています。普段出させていただく番組では、「ひかりんちょはそのままでいい」と言ってもらえることが多い分、逆に“ありのままでいけるかな?”とか自分のプレッシャーになることもあるのですが、そのままを求めてもらっているので、できる限りいつも通りの自分で発信するようにはしていますね。
モチベーショナルスピーカーとして活動をしていく中で感じる、やりがいを教えてください。
やっぱり誰かの力になれた時には嬉しいです。私は自分のことがめちゃくちゃ好きとか、すごく自信があるとかってわけではないので、ファンの方から感謝の言葉をいただけた時とかは、“こんな私でも誰かの力になれるんだ”と感じることができて、嬉しい気持ちになります。
ひかりんちょさんの一番の強みを教えてください。
私自身悩みを抱えて生きてきた分、いろいろな悩みに寄り添うことができるという点は強みかなと思っています。あとは私自身、本当に自分がしたいことをずっとしていて、髪色とかメイクとか自分が好きなものを楽しめているという自信があるんです。だからそういう部分では“自分が好きなことをしていいんだよ”という意味でみんなに勇気を与えられているんじゃないかなって思っています。
今後、挑戦したいことはありますか?
まずは私自身を知ってもらう機会を作るのが大事だと思っているので、メディアにはたくさん出させていただきたいと思っています。あとは今、ラジオをレギュラーでやっているのですが、それはモチベーショナルスピーカーとか悩み相談とはあまり関係がない番組ではあるので、みんなの悩みを聞いたりできるような自分の番組も持てたらいいなと思っています。
高校生にメッセージをお願いします。
“悩むのは悪いこと”と捉えがちだと思うんですけど、10代だからこそたくさん悩んでぶつかって、自分と見つめ合ってほしいなと思います。自分のことをよく知れる機会にもなるし、自分の中のスキルアップにもなると思うので、悩むことを怖がらないでください。
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