2023年6月18日(日)、パストラルかぞ 大ホールにて『華Doll*』のステージイベント「華Doll* -Behind The Frame- Anthos* Stage Event 2023」が行われた。
濱野大輝、堀江 瞬、伊東健人、駒田 航、土岐隼一、山下誠一郎、増田俊樹が出演した本イベントのオフィシャル詳細レポートが到着した!
2023年6月18日(日)、埼玉県のパストラルかぞにて「華Doll* -Behind The Frame- Anthos* Stage Event 2023」が開催された。ここでは昼公演の様子をレポート。
本イベントには、株式会社ムービックから誕生した考察要素満載の“知的興奮型”音楽ドラマCDコンテンツの『華Doll*』(ハナドール)で活躍するユニット・Anthos*(アントス)より濱野大輝(影河凌駕役)、堀江 瞬(八代刹那役)、伊東健人(灯堂理人役)、駒田 航(チセ役)、土岐隼一(如月 薫役)、山下誠一郎(結城眞紘役)、増田俊樹(清瀬陽汰役)が出演した。
オープニング映像は“Behind The Frame”のタイトルにふさわしく、額縁が何度も登場。Anthos*のメンバー紹介はもちろん、その合間に何かを示唆するような映像やサブリミナルで様々な文字が差し込まれ、今回もまた知的好奇心をくすぐられる作りとなっていた。
ステージがライトアップされると同時に、客席も総立ちに。そしてステージにはバックダンサーとともに7人のキャストのシルエットが浮かび上がる。「Infraction」の華々しいイントロに、一気に会場のボルテージも上がっていきます。山下と濱野が「Hands up!」と叫ぶと、客席だけでなく他のメンバーも手を掲げていた。客席がリズムに合わせて手を振るなか、Anthos*のメンバーはステージ上に用意されていた椅子に着席。大人っぽいメロウな曲の世界観を、座りながらしっかりと表現。
ムーディーな「Infraction」から一転、続いては爽やかで疾走感のある「TELL」へ。サウンド以上にAnthos*の声がひときわ存在感を放つこの曲を、タイトルの「TELL」の意味そのままに、客席やカメラの向こうにいるAntholicに向けて想いを伝えるように歌い上げる7人。客席には、そんな7人に応えるように力強くペンライトを振るAntholicの姿が。
2曲歌い終えたところで、MCがスタート。進行役の土岐による「皆さんこんにちはー!」という挨拶に続き、他のメンバーも次々と会場にいるAntholicへ挨拶していく。Anthos*にとっては初めての声出しのイベントということで、7人はAntholicの声を聞きたくて仕方ない様子。我も我もと客席を煽ってAntholicの声を聞いては笑顔を見せていた。
そしてAnthos*のイベントといえば、海外ファンに向けた駒田と濱野による英語での挨拶!今回ももちろん2人で行うのかと思いきや、濱野は「やる?」とでもいうように、隣にいた増田をうかがう。振られた増田もまんざらではなかったようで、そのリアクションに濱野は大笑いしていた。その後も誰がやるのかで盛り上がりますが、最後は駒田がしっかりと海外のAntholicに向けてスピーチ。英語でも「声を出していこう」と駒田が言うと、それに応えるように盛り上がる客席に、思わず土岐が「何言ってるか分かったの!?」とツッコミを入れる場面も。
山下は前回参加できなかった堀江に触れ、「ホリエルがいないとダメだ」と苦笑。それを聞いた堀江は少し照れながらも、このイベントへの想いを改めて吐露。「去年出演できなかったぶん、2年分のパワーを放出したい」と堀江が言うと、客席では拍手と歓声がわき起こった。
また、声出しが解禁されたということで、会場にいるAntholicに声出しが初めての人がいるかを確認。ちらほらと手が挙がっているのを見た増田は、そんな“初めて声を出した”というお客さんを赤ちゃん扱い。「そういう意味ではない」とすかさず濱野がツッコミを入れるとAnthos*もAntholicも大笑い。
続いての朗読コーナーでは、このステージイベント前夜にAnthos*が配信を行うというショートストーリーが披露された。前夜祭のようだと浮かれる7人でしたが、スタッフからとあるミッションを課せられる。そのミッションとは“NGワードを言ったら負けゲーム”。ルールはお題に沿ったトーク中、そのNGワードを言った回数が一番多かった負けというもの。さらに全員NGワード入りのハチマキをつけるので、他の人のNGワードは見える状態。相手にNGワードを言わせるように誘導するのももちろんOK。
NGワードは客席にも公開されたのですが、それを見た会場のAntholicたちはくすくす笑いを漏らす。それぞれに渡されたNGワードのなかには、ダントツでビリになりそうなNGワードも……。そんなことは夢にも思わず、トークがスタート。最初はNGワードにおびえてなかなか喋らなかった7人ですが、徐々に喋り始めると行動に7人の性格の違いが見えてくる。
刹那を誘導してNGワードを言わせようとする陽汰と、まんまと引っかかってワードを連呼する刹那。理人は自分のNGワードを予想し、「口癖だろう」となかなか鋭い推理を見せるも大はずれ。理人の口癖という予想に引っ張られ、薫は口癖が出ないように話し方を変えるあまり、どんどんおかしな喋り方になり、逆に凌駕は話すことにビクビクしている。しかしチセだけはメンバーがそんな状況でもお構いなしに普段通り振る舞い、Anthos*には個性的なメンバーが集まっていることを再認識させられるストーリーとなっていた。実はAnthos*の公式Twitter(@Anthos_twt)では、イベント前日にこの朗読劇の伏線となる写真を刹那がアップしており、それに気づいたAntholicもいたのではないでしょうか。
朗読劇が終わるとライブが再開。イベントタイトルにもなっている“Behind The Frame”は、Anthos*のメンバーが作詞をした楽曲が制作される特別プロジェクトシリーズとして展開しており、Anthos*を3つのユニットに分けて3枚のCDをリリースしている。収録されているのは、ユニットごとに異なるテーマに沿った楽曲、そしてユニットのメンバーのみが登場するドラマの2つ。
「LOVE IS…」を歌っているのは理人、薫、刹那の3人。“愛の価値観”をテーマにしたクール且つアダルトな雰囲気の曲ですが、ライブでは伊東、土岐、堀江が黒いハットで顔を隠して登場。思いがけない演出に、客席では声を出すのも忘れて3人を見つめている人の姿も。
ボーカルに定評のある3人が集まっていることもあり、独特なテンポ感も、低音パートも高音パートも難なく歌いこなす。ラストでは3人が唇に指を当てるポーズで「LOVE IS…」を締めくくった。このポーズはCDのジャケットビジュアルで3人が取っているポーズと同じもの。後のMCで伊東は理人の3本の指を使ったポーズは少し難しかったと言いながらも、ポーズを再現して客席を湧かせていた。
続いての「JAYWALK」は、Anthos*のムードメーカー的存在であるチセと陽汰の曲。2人のテーマは“自分を愛するということ”で、サビはポップで2人のイメージにぴったり。しかし、Aメロは少し湿度のある、ちょっと意外なメロディーラインになっている。駒田と増田が時折顔を見合わせたり手を合わせて歌う姿は、どことなくチセと陽汰の関係を彷彿とさせる。
最後は凌駕と眞紘の「STAY」。この2人といえば重厚なラップや低音を効かせた歌唱を得意としている。“信愛”をテーマにした「STAY」は、この3ユニットのなかで一番激しい楽曲。ダンサーたちの中に飛び込んで山下さんがラップをしたり、濱野は体を大きく揺らしながら客席を煽ったりと、曲の激しさを存分に表現していた。
デュエット曲を堪能した後は、インターバルを挟んでユニット曲「Regret」へ。7人は横一列に並び、マイクスタンドを使ってパフォーマンス。7人が一斉に腕を掲げたり、マイクスタンドを抱きしめたりと、同じ振り付けをするAnthos*の姿は壮観。少し切ないメロディーで会場を染めきると、客席からは大きな歓声が上がっていた。
デュエット曲、ユニット曲初披露ということで、続いてのMCでさらにその世界観を深堀りしていく。そもそもこの“Behind The Frame”のプロジェクトは、去年のイベント「華Doll* -INCOMPLICA Anthos* Stage Event 2022」で告知されたもの。その時はまさかこうしてライブで披露できるとは思っていなかったと話すメンバー。
「LOVE IS…」はやはりオープニングで使用していたハットの話題で盛り上がる。堀江が「人生で一度はやってみたかった」と明かすと、同意するメンバーもちらほら。ちなみにカメラに抜かれた際の角度で顔が見えないように、振付師の方から直々に指導があったそう。おかげでバッチリキメた3人の姿を見ることができた。
「JAYWALK」コンビは、ライブ中に向かい合って手を合わせて歌っていたパフォーマンスを再現。手を合わせる動作が意外と難しかったということで再現してくれたのですが、先ほどのパフォーマンスよりもだいぶ2人の距離が近かったためか、客席からは悲鳴にも似た歓声が!しかし駒田も増田も何故か無表情で、湧いている客席とのギャップに笑ってしまうメンバーの姿もあった。
「STAY」を歌った濱野と山下は、凌駕と眞紘のように実はお揃いのブレスレットをしていたということで、実物を披露。ニコイチな2人に客席からは「キャー!」という悲鳴があがっていた。また、山下のラップ中に濱野が合いの手を入れてくれたことで、CDの音源とは異なるライブならではの表現ができたということで、2人とも満足そうな様子だった。
そして、続いては新情報の告知コーナー。もちろん今回もたくさんの告知がありました。AnthoZooのスイーツやくじメイトの発売、さらにAnthos*ソロシリーズ第二弾配信販売決定が続々と発表される。中でもひときわ歓声が大きかったのは『華Doll*』のアニメ化決定の告知。原作ドラマCDの1stシーズン「Flowering」 シリーズをアニメならではの解釈を交えて描いていくとのこと。Antholicとともに大喜びしていたキャストは、同時に感謝の言葉を口にしていた。
ラストは万感の想いを込めて「The Place Of Fate」を7人が熱唱! Anthos*もAntholicも喜びが全身から溢れ、会場一体となって弾んでいるかのようだった。
最後は山下の先導でマイクを外し、「本日はご来場いただきありがとうございました!」と大きな声で心からの感謝を伝え、この日のイベントは幕を下ろした。
同ステージイベントのBlu-rayは2024年2月16日(金)に発売予定!絶賛予約承り中ですので、会場や配信でイベントに参加された方も参加できなかった方も是非一緒に楽しみましょう‼早期予約特典の推しを選べるスペシャルセットもあるので、どうぞお見逃しなく!
「華Doll*」アニメ化決定! キャストコメント到着‼
【山下誠一郎 as 結城眞紘】
アニメ化決定ということで、ひとえにみなさまの日々の応援の賜物です、本当にありがとうございます。「知的興奮型コンテンツ」である本作はこれまでもドラマCDやステージイベントそして舞台で表現されてきましたが、アニメーションでは一体どうなるのか……? これまでの眞紘との二人三脚は変わらず、しかし初心を忘れず、収録に励みたいと思います。アニメを機に原作や楽曲にも興味を持っていただければ幸いです。応援よろしくお願いします!
【濱野大輝 as 影河凌駕】
ドラマCDで続いてきたシリーズのアニメ化! 嬉しい展開に、驚きが隠せません。
見どころは、さまざまな個性を持ったAnthosのメンバーたち……彼等が紡ぎあげる重厚なストーリー……。多彩な楽曲と共に、物語の考察を楽しんでいただきたいです。
そして、Bid up to Antholic. Love always.
【伊東健人 as 灯堂理人】
このニュースをAntholicのみなさまに届けられることをとても嬉しくおもいます!
他の作品とは一味違う空気感だったり、音楽だったりがどう表現されていくのか……。
そしてAnthosのみんながアニメでどう活躍するのか、とても楽しみにしています。
「華Doll*」といえば花や色の描写が大切な鍵になってくると思うので、そこも楽しみです! もう楽しみしかないですね!!
【駒田 航 as チセ】
主に音声によってあの複雑で奥深い世界を堪能し、想像力を存分に生かすしかなかった「華Doll*」が、ついにアニメになって動き出すというのは、心底嬉しくて楽しみでなりません。
チセ含め、彼らの世界が真の意味で彩りが与えられ、多くの人に魅力が届く期待感を胸に僕もがんばります! 益々よろしくお願い致します!
【土岐隼一 as 如月 薫】
「華Doll*」アニメ化決定おめでとう御座います。僕も本当に嬉しい!
以前から知ってくださっているAntholicもこれから知ってくださる方々も、
たくさん推察、考察、憶測し合いながら楽しんでいただければと思います、
アニメで初めて観ても絶対面白いこと間違いなしですが、
曲やドラマCDも聴いていただければ、楽しみ方も増えると思います!
是非、「華Doll*」の世界観をアニメで存分に感じてください!
よろしくお願い致します!
【増田俊樹 as 清瀬陽汰】
Anthos*のムード担当、清瀬陽汰役を演じさせていただいています、増田俊樹です。
「華Doll*」アニメ化おめでとうございます!
ドラマCDやステージイベントで、ずっと応援してくれてきたAntholicのみなさんも、
ダンサブルでカッコいい楽曲に、謎や伏線を読み解くドラマの楽しさを動く彼らで感じてください。
【イベント写真】