こもり校長&COCO教頭にインタビュー!『SCHOOL OF LOCK!』の魅力や7月に総務省統計局とコラボレーションして開講した「統計LOCKS!」について聞きました!

こもり校長&COCO教頭にインタビュー!『SCHOOL OF LOCK!』の魅力や7月に総務省統計局とコラボレーションして開講した「統計LOCKS!」について聞きました!

こもり校長(GENERATIONS from EXILE TRIBE)
2020年4月より“こもり教頭”として『SCHOOL OF LOCK!』のパーソナリティーを担当。2021年10月に校長に就任した。
COCO教頭
18年の歴史を持つ『SCHOOL OF LOCK!』で2023年4月に初の女性教頭に就任。こもり校長と共に番組を進行。「総務省統計局」とコラボレーションした『統計LOCKS!』で、景井ひなと統計ドラマに出演し、流暢な英語を披露した。

好きな時間に登校できる“ラジオの中の学校”『SCHOOL OF LOCK!』。今回YTJ誌ではSCHOOL OF LOCK!の魅力や7月に総務省統計局とコラボレーションして開講した「統計LOCKS!」について聞きました。

—早速ですが『SCHOOL OF LOCK!』はどういった内容のラジオ番組ですか?
こもり校長: “ラジオの中の学校”と題して、パーソナリティを務める僕たちが“校長”と“教頭”、リスナーのみなさんを“生徒”と呼び、現実の世界から離れたところにある、もう一つの学校というテーマで月曜日から金曜日の22 時〜24 時まで放送している番組です。

—2021年10 月にこもり教頭から“こもり校長”になり、2023年4月新たに“COCO教頭”が就任しましたが新体制になったときの心境はいかがでしたか?
こもり校長: この番組も18 年になるので、長く繋いできたバトンを止めるわけにはいかないなというプレッシャーも感じつつ、校長を引き受けさせていただきました。

COCO教頭: 私もプレッシャーはありました。TOKYO FMの看板のラジオ番組だし、初の女性教頭としてどういう立ち位置を求められているのかは結構自分の中で悩んでいる部分でもあって。今の年齢は36 歳なんですけど、これまで10 代の人たちと話す機会がなかったので、新たな挑戦をさせていただける場だと思いました。

—教頭に就任してCOCO教頭が心がけていることはありますか?
COCO教頭:今までと体制がガラッと変わり、正直やりづらさもあると思うんです。でも生徒はずっと同じラジオを聞いてくれているので、こちらのトラブルやテンションが声色に乗らないように、心配をかけないようにしなきゃいけないなというのは、心がけています。変わらないものだから安心して聞いてくれているっていうのもあると思うので、そこはもっと自分が意識していかなきゃいけないと思っています。
私は今までラジオをやったことがなかったので、そのときのテンションが声で伝わるよっていう意味がわからなかったんです。実際に自分が出演した放送を後から聞き返してみたときに、たとえば「ここでテンションが下がっている」とわかるんですよ。それは、毎日聞いてくれている生徒たちは違和感を感じると思うので、そういう違和感は与えたくないなと思っています。そこはチーム全体として意識していきたいところですね。

—これまで番組を通して生徒から学んだことはありますか?
こもり校長: 『SCHOOL OF LOCK!』には開校以来、大事にしている授業があります。それは“学校掲示板”の中から気になった生徒に直接電話をする“逆電”というものです。毎日逆電という形で生徒さんと話させてもらっているんですけど、一人ひとりから学ぶことがあります。ポジティブな相談もあれば、自分が10 代の頃に悩んだことのないような悩みや自分が経験したことのないことは、なかなか芯を食ったことを言えない。そういうもどかしさもあったんですけど、回数を重ねていって生徒たちがどの答えを求めているのか、自分が相談する側だったらどういう言葉をかけてもらえたら明日も学校に行きたいと思えるのか、すごく考えさせられるという意味で日々学ばせてもらっています。

—COCO教頭から見た先輩パーソナリティであるこもり校長の印象を教えてください
COCO教頭:熱い男ですね。年齢は9歳下なんですけど、10代からずっとエンターテイメントの世界で努力をされてきている、大先輩なので。たとえば、違う人が言った言葉で私には響かないことも、校長が教頭という立場を経て言ってくれていることだから、それはすごく心に響く。忖度なしに番組を良くしたい、生徒のためにもっと寄り添えるようにしたい、その情熱のもと言葉をぶつけてくれるところが情熱的な人だなって思うし、年齢って関係ないんだなっていうのをこの世界に入ってすごく感じました。

—こもり校長からCOCO教頭にアドバイスはありますか?
アドバイスっていうアドバイスはないかもしれないですね。僕とは全然違うキャリアを持たれていて、僕とは全く違う経験をしてきているので、僕が思うことと、教頭が思うことって全く違うと思うんです。全く違うことを思っていることがすごく素敵だと思うので、今の教頭にアドバイスというよりは、より伸び伸び伝えたい言葉を伝えたい言葉で伝えてくれればそれが一番生徒のためになると思います。COCO教頭はすごい方なので。

—これまで番組を通して生徒から学んだことはありますか?
こもり校長:『SCHOOL OF LOCK!』には開校以来、大事にしている授業があります。それは“学校掲示板”の中から気になった生徒に直接電話をする“逆電”というものです。毎日逆電という形で生徒さんと話させてもらっているんですけど、一人ひとりから学ぶことがあります。ポジティブな相談もあれば、自分が10代の頃に悩んだことのないような悩みや自分が経験したことのないことは、なかなか芯を食ったことを言えない。そういうもどかしさもあったんですけど、回数を重ねていって生徒たちがどの答えを求めているのか、自分が相談する側だったらどういう言葉をかけてもらえたら明日も学校に行きたいと思えるのか、すごく考えさせられるという意味で日々学ばせてもらっています。

—こもり校長が思うラジオの魅力は何だと思いますか?
こもり校長: 『SCHOOL OF LOCK!』をやる前からラジオの仕事をやらせていただいていたんですけど、ラジオはラジオネームという架空の名前を使ったり、顔が見えないというフィルターを通しているからこそ本当のことを言えるのが魅力だと思っています。

COCO教頭:私は、声だけで届けられるところがすごく魅力的だと思います。たとえばですけど、自分の見た目にすごくコンプレックスがあったり、字が下手でお手紙を書きたくないとか、そういったときでもメールで悩みを打ち明けられて、実際にパーソナリティの人に読んでもらえたりすると、読んでもらえた嬉しさもあるし、その声で安心感を与えることができる。またテレビだと、少なからず脚色がついてしまうこともありますがその点、ラジオは声だけで勝負しているところが難しさでもあり魅力的なところでもあると思います。私が就任して「聞く側じゃなくて、出る側の立場として本当に人間性が露呈するから、そこは覚悟しておいたほうがいいよ」というのは言われました(笑)。

こもり校長:言葉の端々にその人の人柄が出るというか、語尾だったり、人と話すときに話し方が変わるとか変わらないかとか。テレビだと人が見えてるから「そういうキャラでやっている」と理解できたりするんですが、ラジオだとより人柄が出ちゃうんです。

—『SCHOOL OF LOCK!』の一番の魅力は?
こもり校長: 僕たちがメインなわけじゃなく、10 代の生徒がメインってところが究極の魅力だと思います。パーソナリティとして声を届けているのは僕たちですけど、究極論生徒たちが誰一人話したくないって言えばこの番組は成り立たない。でも18 年間、10 代の子たちが話したいと言って、10 代の子たちが真ん中に立っていることが番組の魅力なんだと思います。

—7月末からCOCO教頭と景井ひな所長で総務省統計局とのコラボ企画「統計LOCKS!」を開講していましたが、どのような企画でしたか?
COCO教頭: 学生たちが自分で考えた統計を「統計LOCKS!」で披露していました。統計に大小は関係なく、自分の身近なことを自分で調査して発表してもらうっていうのが「統計LOCKS!」の中での大きなテーマでした。

—実際に生徒から提出された統計でおもしろかったものはありますか?
こもり校長: 「クラス内で『SCHOOL OF LOCK!』を聞いている人が一人しかいない!」という統計です。30 人に聞いて結果一人だったんです。その一人は確実に送ってくれた生徒なんですけど。その子にもとても申し訳ない気持ちになったし、逆に伸び代だなって言い聞かせています(笑)。

—COCO教頭と景井ひな所長が出演する様々な統計を紹介する“統計ドラマ”が公開されていますが、見どころを教えてください。
COCO教頭: 本当にテンポ良く統計を言っています。あとカメラ割りにすごくこだわっているところです。3〜4時間かけて撮影したんですが、統計って漢字で見るとすごく固いイメージだと思うんですけど、いい意味でコメディチックな構成で作ってくださったので、ギャップがありつつおもしろい内容になっています。

こもり校長:教頭演技うまいですよね!ひなちゃんは、もともと演技経験があったみたいなんですけど、あのキャラクターにハマっている感じがありましたね。

COCO教頭:私は真矢ミキさん感を出していったから(笑)。

こもり校長:クオリティー高いな(笑)。

—調査してみたい統計のテーマはありますか?
COCO教頭:個人的に気になるテーマは、コロナが落ち着いてきて学生がやっと留学に行けるタイミングが来たと思うんです。私の友人の子供が行きたくても行けない時期があったので。実際に学生の中で海外志向であったり、留学に行きたいって思っている子がどれくらいいるのか興味がありますね。

こもり校長:僕は、将来に不安を抱えている人の数とかですかね。20代からの貯金額の平均とかも気になるし。未来に向けて何を思っているのかっていうのを聞きたいですね。将来の日本について不安に思っている人ってどれくらいいるんだろう。単純に世の中楽しそうなことっていっぱいある気がするし、なんとなくコロナ禍が明けてきたような雰囲気が広まってきて、日本が良くなっているような空気がありますけど、不安に思っている人ってめちゃくちゃいると思うんですよ。でもそれって徐々に出しづらくなっている気がして「コロナが明けてきているのに、不安を言うのはどうなの?」とか「ネガティブなこと言わないでよ」「辛気臭い」って思われそうで。そういう不安を抱えている人が実際どれくらいいるのか、10代に限らず気になります。

—統計のおもしろさは何だと思いますか?
こもり校長: くだらないことでも、すごい役に立つんだなっていうのがおもしろさだと思います。実はその統計を紐解くのがおもしろくて。知っていますか?アイスクリームの消費額が多い都市は、石川県金沢市なんですよ!正直この統計いるの?って思うんですけど、紐解いていくと、石川県の金沢にある金箔とアイスクリームが実は紐づいていたり。いろいろ深掘れると思うんです。数学とかよりも統計で物事を考えることを養った方がいいんじゃないかと思いましたね。

COCO教頭:10代が考える統計ってシンプルにおもしろいなって思いましたね。大人になったら、「クラス内で『SCHOOL OF LOCK!』聞いてる統計は?」ってなかなか言う勇気がない(笑)。30人聞いていたらいいけど、統計をとった結果が1人だと尚更。そういう10代の素直なマインドというか、聞きたいことをちゃんとぶつけてくれるんだなっていうところに、統計のおもしろさを感じました。

—今後、『SCHOOL OF LOCK!』をどのような学校にしていきたいですか?
COCO教頭: 私が就任したときから校長が言ってくれているのは、「リスナーファースト」ということです。私はまだそこが自分でも弱いなって認識してるところでもあり、私自身10 代から卒業して結構経っているので、10 代の立場になったときどうだったかなと考えます。自分が10 代のときってSNSはなかったので、そういう悩みはなかったんですけど、その状況をイメージしたときに生徒に対してどんなことを言えるか。そういうところをもっと強化していければと思うので、常に生徒に寄り添えるラジオでいたいな思っています。

こもり校長:『SCHOOL OF LOCK!』には歴代の校長がいて、僕は四代目校長です。全校長が言っていたのは「リスナーファースト」であること。しかし、全員が何を持って「リスナーファースト」かって全員違うと思うんですよ。その中で僕が四代目を務めて思う「リスナーファースト」は、“世界は君のものだよ”っていうこと。それを本気で伝えたい。今はすごくリアリズムが求められる時代で、現実を見なさいって言われることもあるけど、「今の君だったらなんでもできるんだよ」っていうのを伝えられる学校にしていきたいです。ここの学校に何かを宣言しにきてくれた子が24時を跨いだ次の日に「俺はできる」って何かやってくれるような、そんな一日を一緒に過ごせるように。それは勉強でも夢でも、恋愛でもなんでもそうで。本気で思って、次の日を迎えられるような場所にしていけたらなって思います。

—今後チャレンジしたい企画はありますか?
こもり校長:全国各地のリスナーに会いにいきたい!イベントが徐々に復活してきていて、今年の3月に3年ぶりとなる有観客のイベントも開催できたし、『閃光LOCKS!』も3年ぶりに復活しました。全国には学校が何千校もあるわけなので、一人でもリスナーがいるのなら会いに行きたいな。会いに行くために毎日頑張らないと!

—高校生にメッセージをお願いします!
こもり校長: 今、もしかしたら学校の中で自分だけって思うこともあるかもしれないんですが、『SCHOOL OF LOCK!』に来てくれれば、同じ思いの人や共感してくれる人がきっと見つけられると思います。熱いことばかり語ってますけど、実際はほとんど超ふざけたことしか言ってないです(笑)。だから息抜きにしてくれたり、適当に聞いてくれればいいかな。“疲れたしふざけた大人たちの声でも聞いてみようかな”くらいの感じで大丈夫です。間違いなく、君たちと同世代の子たちが毎晩この学校には来ているので、ちょっとした心の拠り所になればいいかなと思います。月曜日から金曜日の22 時から僕たちはいつでもここにいます。

COCO教頭:ずっと頑張ろうって思わなくていいと思っていて。たとえば今日一日頑張れた自分を褒めてほしい。それで、気分が乗ったらチューニングを合わせて『SCHOOL OF LOCK!』を聞いてもらって。聞けるテンションのときに聞いてくれればいいし、ちょっと聞いてみたけどうるさかったら消してもらってもいい。いい感じに自分の気持ちを保てるように利用して、うまく使ってもらっていいです。気持ちの変化があるから、それに合わせて聞く日、聞かない日を作ってもらって構わないです。

こもり校長:僕が言いたかったことってそういうことでした(笑)。

■地域に関する統計問題に挑戦してみよう!
こもり校長&COCO教頭にインタビュー!『SCHOOL OF LOCK!』の魅力や7月に総務省統計局とコラボレーションして開講した「統計LOCKS!」について聞きました!
1年間でぎょうざの支出が多い県庁所在地は?
宮崎市で年間3,969円
※この場合のぎょうざは、惣菜の焼きぎょうざや生ぎょうざを集計。冷凍ぎょうざや外食(出前、テイクアウト)は含まない。
こもり校長&COCO教頭にインタビュー!『SCHOOL OF LOCK!』の魅力や7月に総務省統計局とコラボレーションして開講した「統計LOCKS!」について聞きました!
1日の睡眠時間が最も多い県民は?
青森県で平均8時間8分。また、平日の平均起床時刻が最も早い県民も青森県で、平均6時17分に起床していることが統計でわかっています。
こもり校長&COCO教頭にインタビュー!『SCHOOL OF LOCK!』の魅力や7月に総務省統計局とコラボレーションして開講した「統計LOCKS!」について聞きました!
過去1年間で釣りをした人が最も多い都道府県は?
広島県で2020年10月から1年間で12.2%であり、約8人に1人が釣りをしていることがわかりました。
■統計の問題に挑戦してみよう!

問題1:18歳は日本の人口の何%?

問題2:うさぎ年生まれは全人口の何%?

答えはコチラ>>>https://twitter.com/sol_info/status/1683462036401913856

声の出演は松田部長、イラストを元教頭の芦沢ムネトさんが務めています。
統計のことを漫才調にわかりやすく説明しています。

■INFORMATION

こもり校長&COCO教頭にインタビュー!『SCHOOL OF LOCK!』の魅力や7月に総務省統計局とコラボレーションして開講した「統計LOCKS!」について聞きました!
「統計LOCKS!」とは、総務省統計局とコラボし2023年7月24日(月)〜8月3日(木)の2週に渡って開講された特別授業。2022年から高校では“統計教育”が取り入れられ、高校生にとって身近な存在となっています。統計の情報源は、政府が公表する統計データをまとめた総合窓口サイトである「e-Stat」。700以上の政府統計の中から分野・組織・キーワードなど様々なキーワードで必要な統計が検索できます。また、「jSTAT MAP」という地理情報システムは、統計地図の作成など利用者のニーズに沿った地域分析が可能になる機能があり、防災・施設整備・市場分析など詳細な計画立案に役立つ基本的な分析を簡単に行うことができます。統計を知ることで、国の政策決定や人々の行動に影響を与えます。統計は今を知り、未来を作るために活用されています。

COCO教頭とインフルエンサー景井ひなが出演、世界初の統計ドラマが公開中。二人の流暢な英語にも注目です!

こもり校長&COCO教頭にインタビュー!『SCHOOL OF LOCK!』の魅力や7月に総務省統計局とコラボレーションして開講した「統計LOCKS!」について聞きました!

“全国の若者たちの未来の鍵(LOCK)を握るもうひとつの学校!” がコンセプトのラジオ番組。番組を学校に見立てた構成が特徴です。メインパーソナリティを「校長」と「教頭」、リスナーを「生徒」、番組内コーナーを「授業」、授業を担当するアーティストやゲストを「先生」、「講師」と表現。メインパーソナリティのこもり校長・COCO教頭ほか、人気アーティストやタレントが先生となり、TOKYO FMから全国38局で月曜日から金曜日まで毎日22時から放送中。2005年10月の番組開始以来、ネット世代の若者を中心に指示を得ている番組です。

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