【インタビュー】型枠の設置工事を担う株式会社SRKの加藤さんが思う土木の魅力「大きなビルでも長い道路でも、どれも全部僕らみたいな人間が一つひとつ手で作り想いが詰まっている」【菅生健人の土木を知る Season3】

  • 投稿カテゴリー:教育 / 進路

“土木”について知る企画「菅生健人の土木を知るSeason3」。今回は“型枠の設置工事”といわれる液状のコンクリートが外に流れないようにするための容器的な作業の役割を担う株式会社SRKの加藤さんに型枠の役割から土木の仕事に向いている人、高校での出前授業を行った感想等を伺いました。

東急建設

【菅生健人の土木を知る Season3】“鉄筋”と“型枠”のプロが高校生に土木のおもしろさを伝える出前授業を開催!

【インタビュー】型枠の設置工事を担う株式会社SRKの加藤さんが思う土木の魅力「大きなビルでも長い道路でも、どれも全部僕らみたいな人間が一つひとつ手で作り想いが詰まっている」【菅生健人の土木を知る Season3】

―まずは改めて土木における型枠の役割を教えてください。
加藤:骨組を作ってコンクリートを入れるための型の役割をしています。イメージ的にはクッキーなどを作るときの型と考えてもらえればといいと思います。

―加藤さんから見てSRKの会社の雰囲気はどんな感じですか?
加藤:うちは結構和気藹々とした雰囲気だと思います。今一番若手が24歳で他社さんと比べると全体的に年齢層も若いほうだと思うのでより和気藹々としているかもしれません。なので、新しい人が入って来てもやりやすく溶け込みやすいと思っています。

【インタビュー】型枠の設置工事を担う株式会社SRKの加藤さんが思う土木の魅力「大きなビルでも長い道路でも、どれも全部僕らみたいな人間が一つひとつ手で作り想いが詰まっている」【菅生健人の土木を知る Season3】

―僕の印象としてはSRKは従業員の作業服にもこだわりがあった印象ですが、どんなこだわりがあるんですか?
加藤:そうなんです(笑)。実は僕はあまり推してないんですけど、社長の遊び心で作業服は全員デニム生地のものを着ていたりします。社長があぁいうちょっと変わったものが好きなんです。まわりからはおもしろいと言ってもらえるので良かったのかなと思います(笑)。

―SRKでは会社の行事などは開催されていますか?
加藤:社員旅行や忘年会、BBQなどを行っていましたがコロナをきっかけに全てやれなくなってしまいました。やめてしまったことを再開させるのはなかなか難しいですね。ただ、みんな腰が重いだけで実際にやったら楽しんでくれるのもわかってはいるので、なんとかしたいと思っています。普段一生懸命働いている社員さんには会社の行事などで楽しさも還元できたらいいなとは思っています。社長とも相談して徐々にでも再開していきたいですね。

―正則学園高校で出前授業を行いましたがいかがでしたか?
加藤:正直言うと、今日授業を受けたからと言ってみなさんのなりたい職業の選択肢に入らなくてもいいんです。実際になりたい職業に入ってない人が働くことが多い職業だと思います。でも、大人になって就職のときでも転職のときでも、一瞬でいいので高校のときに土木の話しを聞いたなって思い出してもらえると嬉しいですね。仕事はつながりだと思っているので、今日授業をさせてもらって将来に向けていい繋がりがまた一つできたと思っています。

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―高校生を前に出前授業を行い、新たな気づきみたいなものはありましたか?
加藤:気づきというか、僕もこの業界に入ってまだ9年目なので教わることのほうが多いんですけど、今回こういう機会を経験させてもらって改めて自分で言ったからにはちゃんとやらないといけないなという気持ちになりました。指示する側の人間が言うだけでちゃんとやっていないと人はついてきてくれないので、気持ちが引き締まりました。

―加藤さんが思う土木の仕事に向いている人はどんな人ですか?
加藤:昔と違ってガッツとか根性という時代ではないと思います。そうではなくて現場作業は命に関わることもあるのでコミュニケーションができる人がいいなと思います。コミュニケーションの有無は安全確認や作業効率という面にも繋がってきます。どんなに仕事が早い人がいても自分単体で行動をする人よりも、少し仕事が遅くても協調性や周りと一緒に考えて行動できる人が現場には欲しいですね。どの業界もそうだと思いますがチームワークやコミュニケーションが長けている人が伸びていくと思います。

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―では、加藤さんはどんな人と一緒に働きたいと思いますか?
加藤:良くも悪くも素直な人がいいですね。何でも思ったことを発信してくれる人がいいです。正直、素直で思ったことを何でも発信する人は一般的な業種では少し浮くこともあると思います。でも僕は素直な人の吸収や成長は早いと思っているんです。素直だからこそ真摯に向き合ってくれる。わからないことを発信してくれる。命に関わることもある仕事なので、素直に物事を発信して吸収して成長してくれる、そんな人と僕は一緒に働きたいですね。

―最後になりますが改めて土木の魅力を教えてください
加藤:僕が将来いなくなってからも残り、孫にも自分の仕事を見せられることですね。どんなに大きなビルでも長い道路でも、どれも全部僕らみたいな人間が一つひとつ手で作っているものなんです。担当した現場一つひとつに作業員のいろいろな想いが詰まっています。それが土木の何よりの魅力だと思います。

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菅生健人の土木を知る!

本社:千葉県松戸市
2010年の創業から高い技術力を持った職人が集まるプロフェッショナル集団。次世代に土木技術の魅力を伝え安全で安心な工事を心がけると共に、社員が毎日笑顔でいられる会社作りに取り組んでいます。
SRKのHPはコチラ>>>https://kk-srk.co.jp

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