フリースクールに通う不登校生を含む小・中・高校生がグリーンランドで交流活動『熊本学習支援センター 交流遠足』実施!

フリースクールに通う不登校生を含む小・中・高校生がグリーンランドで交流活動『熊本学習支援センター 交流遠足』実施!
熊本学習支援センター 交流遠足(提供画像)

一般社団法人 熊本私学教育支援事業団が運営する不登校やひきこもりの小中高生に学びの場を提供する熊本学習支援センター(以下 センター)は、グリーンランド(熊本県荒尾市)にて、2024年5月24日(金)に「熊本学習支援センター 交流遠足」を開催いたしました。センターに通う不登校生を含む小学生~高個性までの35名が参加し、子どもたち同士の交流を深めました。

熊本学習支援センターは、代表の仙波が不登校・ひきこもりに悩む子どもたち、家族を支援することを目的として2015年に設立しました。2022年度の熊本県の小・中・高の不登校児童生徒数は6,130人と、前年度より1,401人増加するなど、年々増加の一途をたどっています。熊本市の4拠点(大江校、近見校、長嶺校、清水校)は日本財団の子ども第三の居場所事業の助成を受けています。
今回の交流遠足は、不登校の子どもたちが、さまざまな世代の子どもたちと一緒に校外活動に行くことで、コミュニケーション能力の向上や集団活動の体験格差を解消することを目的に開催しました。

朝8時にセンターの生徒35名を乗せて大型バスが出発しました。
初めてフリースクール内のイベントに参加する生徒さんが半分以上いたので、緊張した面持ちで参加していた子もいましたが、「一緒に乗ろう!」と生徒同士で優しく声をかけあう姿がありました。グリーンランドに到着してからは、子どもたちがそれぞれ個性あふれる楽しみ方で園内を回っていました。

フリースクールに通う不登校生を含む小・中・高校生がグリーンランドで交流活動『熊本学習支援センター 交流遠足』実施!
熊本学習支援センター 交流遠足(提供画像)

絶叫系アトラクションが苦手な高校生は、「1個だけ挑戦してみる!」とアトラクションに乗り、「楽しかった!」と感想を伝えてくれていました。
その他にも、中学生の生徒たちが、一緒にいる友達の荷物を持ってあげたり、感謝の言葉を伝えあう、あたたかな交流シーンも見られました。

この機会を通して、熊本学習支援センターに通っているさまざまな世代の子どもたちが、子どもたち同士の交流を深め、コミュニケーション力や社会性の向上に繋げることができたと思います。
2024年8月には天草での防災キャンプの実施も予定しています。今後も熊本学習支援センターでは、子どもたちの体験機会の保障やコミュニケーション能力の向上を目的とした校外学習のイベントを開催していきます。

運営主体:一般社団法人 熊本私学教育支援事業団について
熊本私学教育支援事業団は、さまざまな事情により在籍校で学習を続けることが困難な生徒・学生や中途退学をしたけれども、改めて学びたいという方々に対して学習の場を提供するとともに、子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供することを目的に設立されました。子どもたちの第三の居場所として、学習のサポートをしたり一緒に遊んだりしながら子どもたちが安心できる環境づくりを行っております。
【拠点概要】
各教室: 大江校、近見校、長嶺校、清水校、健軍校、御船校、菊池校、天草下田南校、本渡校
開校日:平日14:00~19:00
https://klsc.jp (公式HP)

「子ども第三の居場所」とは
「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に10816ヶ所設置され、2025年度までに全国500拠点の開設を目指しています。(2023年9月現在)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place