【インタビュー】“一度聴いたらハマる”と注目のバンド『ワンダフル放送局』のwanにインタビュー!

ボーカル&ギターのwanの、好奇心・独創的な視点・初期衝動の詰まった感性で書かれた共感性の高い歌詞と優しい歌声が聴く人を魅了する“ワンダフル放送局”。夏にぴったりの青春ソング『青春みたいだ』は、今月度のYTJP校内放送楽曲にもなっています。今回はwanさんに『青春みたいだ』に込めた想いをお聞きしました。

【インタビュー】“一度聴いたらハマる”と注目のバンド『ワンダフル放送局』のwanにインタビュー!
左から、ゆうだい(Ba.)、wan(Gt.&Vo.)、伊藤晴香(Gt.)

ワンダフル放送局
wan(Gt.&Vo.)、伊藤晴香(Gt.)、ゆうだい(Ba.)からなる3ピースロックバンドwanの生み出す共感性の高い歌詞と、歌声は“一度聴いたらハマる”と言われており、注目されているバンドである。

『青春みたいだ』はどんな気持ちを込めた楽曲になっていますか?

“青春”と聞くと、恋愛や夢といったキラキラした言葉を想像すると思います。しかし、実際はキラキラしているのか? という別の角度から書こうと思い作った曲が『青春みたいだ』です。“青春”という言葉自体が日本固有の造語で、英訳できなかったりして。青春でもあるし、青春みたいだった、青春のような気がする……という風に、タイトルにはいろんな意味が込められています。青春ってその瞬間その瞬間はうまくいかないな、青春じゃないなって思いながら過ごしていても、大人になって改めて思い出した時に“青春だったな”という思いを詰め込みました。

気に入っている歌詞を教えてください。

1番のAメロの「あいにくの雨に降られて」という歌詞が気に入っています。普段から、言葉のニュアンスを意識していて、語感のいい単語を探したり、歌の尺に合う言葉の言い換えを考えたり、そういうことを意識しながら曲作りをしています。普通だと「雨に打たれる」が正解だと思うのですが、あえて「降られて」にし、細かいニュアンスの変化を歌詞で表現しました。

どんな時に聴いてほしいですか?

悔しいなとか、幸せだなと感じた時にぜひ聴いてほしいです。この曲を聴いて、良いことも悪いことも、何が起こっても“青春みたいだ”と思えることを感じてほしいです。

バンドを結成したきっかけを教えてください。

最初はソロで弾き語りをしていたのですが、自分の作る曲や歌にはバンドの方が合うなと思うようになり、ネットの募集サイトでメンバーの募集をしました。その時に集まった現メンバーのゆうだいと、もう1人でワンダフル放送局を結成しました。3ピースバンドから始めて、その頃にサポートギターとしてライブを支えてくれていたのがギターの晴香です。当時から一緒にバンドをしたいと言ってくれていたので、昨年正規メンバーになりました。今年の1月から僕とゆうだい、晴香の3人で活動しています。

バンドの特徴を教えてください。

バンドのコンセプトでもある“ドキドキしようぜ。ワクワクしようぜ。”です。この言葉は、100%ポジティブな意味ではありません。僕自身とてもネガティブな性格で、気持ちが暗くなることが多いけれど、音楽を聴き、演奏している時は元気になるんです。たくさんの人が生活をこなすだけになり、心躍る機会が少なくなっていると思います。僕はせっかく生きているなら、誰にでもおもしろいことが起こったり、ワクワクしたりする権利があると考えています。そういった心躍る気持ちを音楽で伝えていきたいです。

メンバーの役割を教えてください。

うちは完全分業のバンドなんです(笑)。ゆうだいがHPやネット関連を担当し、晴香がジャケットやフライヤーなどデザインを担当しています。僕は曲作りとSNS告知、路上ライブで不特定多数の方に対して歌を歌って好きになってもらい、ライブに来てもらう担当ですね。ゆうだいはこのバンドを引っ張っていってくれる存在です。晴香は僕と違ってとても元気で、メンバーになってから一気にバンドが明るくなりました。そんな3人でバンドをやっています。

wanさんが本格的に音楽活動を開始したのはいつですか?

祖父と母が詩吟をやっていたこともあり、僕も小学生の時から詩吟をやっていたのですが、声変わりをきっかけにやめてしまって。中学3年生の時にドラムを始めて、高校生の時にだんだんと歌を歌いたくなり、弾き語りでギターを始めました。大学時代から路上ライブで自分の曲を披露するようになったのですが、最初は中途半端にやっていて。大学3年生の時に音楽活動を本格的にやろうと決意し、いろいろなバンドのライブに足を運んで勉強を始めました。

wanさんはどんな高校生でしたか?

良い子ではあるんだけれど少し変わっている、変な高校生だったと思います(笑)。小学生までは積極的に手をあげるような生徒だったのですが、中学時代からそういう自分は違うんじゃないかなと思い始めて。どんどん明るい時の自分から距離を置くようになり、そうするとどんどん自信がなくなっていくんですよね。そんな時に唯一、輝けるかもしれないというのが音楽でした。僕が通っていた高校には軽音楽部がなかったので、高校3年生の時に学校祭のためにバンドを組み、生徒の前でライブをしました。体育館に机を並べたその上にマットを敷き特設ステージみたいなものを作って、ゆずやMr. Childrenを歌ったんです。学校祭の当日はスーパースターみたいにもてはやされたんですけど、次の日学校に行くと、これまでの生活に戻ってしまいました(笑)。思い返せば、3年生の学校祭の日だけは青春だったなと思います。

当時、よく聴いていたアーティスト誰ですか?

最初にカバーした曲は、Mr. Childrenの『常套句』でした。そのほかにも、ゆずやコブクロが好きでしたね。

最近、よく聴いているアーティストを教えてください?

最近はディズニーばかり聴いています。特に聴いている曲が、ディズニーリゾートの40周年のテーマ『リビング・イン・カラー』です。ディズニーの曲は、メロディーがとても良く、アレンジの勉強という意味でも聴いています。それと同時に、ミッキー・マウスが僕の憧れの人になりました!僕はネガティブなので、憧れの存在を作ると自分の中で勝手に比べて落ち込んでしまうんです。そのため、夢や憧れの存在聞かれるたびに、絶対に超えられないようなoasisやThe Beatlesと答えていました。改めてディズニーの音楽を聴くようなり、ミッキーってエンターテイナーとして表に立つ人の模範だと気づいたんです。表に立つ人としての姿勢からたくさんのことを学ばせてもらっています。

高校生にメッセージをお願いします。

おもしろいと思ったことや、心がときめくものに出会ったら、考える前に行動してみてほしいです! 高校生のうちにそういうものに出会えたら、大人になった時に、それに費やした時間全てが青春みたいだったと感じられると思います。

MUSIC

ワンダフル放送局が送る青春ソング
『青春みたいだ』
タイムマシンはない! 今が青春みたいだ!By wan

【インタビュー】“一度聴いたらハマる”と注目のバンド『ワンダフル放送局』のwanにインタビュー!

公式サイト、音楽はこちらから!