ブシロードムーブ エンタメ宣伝担当 馬場哲平「恥ずかしさを超えて経験したことの見返りはとても大きい」

アニメや映画のプロモーションのほか、声優のマネジメントなど、エンタメにおける幅広い業務を行う株式会社ブシロードムーブ。今回は、営業部でアニメや映画作品の宣伝、web広告業務などを一貫して担当する馬場哲平さんにお話をお聞きました。

ブシロードムーブ エンタメ宣伝担当 馬場哲平「恥ずかしさを超えて経験したことの見返りはとても大きい」

馬場哲平(ばば てっぺい)
株式会社ブシロードムーブ営業部所属。大学院までは建築学を専攻。新卒で広告代理店に入社し、webプランナーとして従事する。その後、web関係のベンチャー企業に転職し、エンジニアの経験を積んだ後、株式会社ブシロードムーブに入社し、現在に至る。

◆恥ずかしさを超えて経験したことの見返りはとても大きい

仕事内容を教えてください。

アニメ作品のプロモーション業務に携わっています。アニメの製作委員会からご相談を受けたり、自社が製作委員会のメンバーとして参画するなど、案件によってさまざまな経緯で宣伝業務を任せていただいています。具体的には、作品を盛り上げるための施策を考え、どのような形で世の中に露出し、話題化させていくか、作品の魅力を最大限に伝えられるようなプロモーションを考える仕事です。また、web広告業務も担当しており、各種SNSを包括した広告の展開や運用などもしています。SNSプロモーションにおける企画から実施後のレポート作成、改善案の提案まで一貫して行なっています。

現在の仕事に就くまでの経緯を教えてください。

学生時代は建築を専攻していて大学院に進学したのですが、在学中に設計ではなく研究を行っていたこともあり、就職のタイミングで“設計をする仕事に就くのは違うかも”と思うようになりました。大学院では学会発表の機会が多く、新しい情報を発信することで周りから様々な反応をもらうことができたので、それがおもしろいなと“情報を扱うこと”に興味を持ち始めたんです。そこで“情報を扱う仕事って何だろう、広告代理店か!(笑)”と思い、新卒1年目で広告代理店に入社し、web広告の事業部でwebプランナーをしていました。そこからwebの仕事に興味を持ち始めたのですが、webプランナーをしていたのにもかかわらず全くwebに関する知識がなかったので、勉強も兼ねてweb関係のベンチャー企業に転職したんです。そこでエンジニアを経験し、もう一度広告の仕事をしたいなと思い現在の会社に入社しました。

宣伝・広告の仕事のやりがいは何ですか?

自身が携わったものが世の中に公開された時にやりがいを感じます。またアニメや映画作品に携わるとエンドクレジットに名前を載せていただくことがあるのですが、周りの人に「こういう仕事をしている」と伝えられるので、そういう機会をいただけると自分の励みにもなり頑張ろうと思えます。業務面でいうとブシロードムーブは、アイデアがコンテンツや案件のプラスに働くのであれば積極的に挑戦できる自由度の高い会社なので、自分が提案したアイデアが売上につながったり、コンテンツの盛り上がりの一端を担うことができると嬉しくなります。

宣伝・広告の仕事の魅力を教えてください。

世に出る前の作品やコンテンツのプロモーションを自分たちで一から考えて作り、それが世に出ていろいろな人に見てもらえるという点は、とても魅力的だと思います。また業界柄、著名人と関わる機会がとても多いので、公私混同してはいけませんがその点に魅力を感じる方もいるかもしれないですね。

宣伝・広告の仕事で大変なことはありますか?

私たちにとってのお客様は、コンテンツホルダーや各作品の製作委員会になるのですが、私たちが扱う情報はお客様が制作された情報だということを常に意識しています。宣伝業務や広告業務を行なっていると、ユーザーに届く情報を扱っているので自分たちの仕事が主人公だと思ってしまうことがあるのですが、それは違います。私たちに発注してくれるお客様がいるからこそできる仕事なんです。私たちはお客様が伝えたい情報を120%、140%のクオリティにして世の中に発信していくことが求められます。そのためには、お客様からご相談いただいた内容を理解した上で、ユーザーに興味を持ってもらえるような企画として、たくさんの案を出さなければなりません。この作業は“華やか”と言われる広告業界の中でも、泥臭く大変なところです。ただそういった作業を経て、一つの案が完成し世に出た時はすごく達成感があり、自分のモチベーションにつながるのでやりがいも感じます。

仕事をする上で持たれているポリシーはありますか?

お客様が困っている時に、気軽に相談できるような関係を築くことです。そのために、質問されたことに対して早く返答する、メールを早く返信するといったことは常に意識しています。私が知らない内容だとしても、“一旦馬場さんに聞いてみよう”と思ってもらえるような関係って仕事をする上ですごく大事だなと思っていて。何かあった時に連絡をもらえるように、お客様と良い距離感を保つことは心がけています。

仕事をする相手と関係を築く秘訣はありますか?

趣味の話でも何でもいいので、仕事と関係のない話をできると良いかなと思います。例えば弊社グループでは最近、『ドリームオーダー』というプロ野球のトレーディングカードゲーム事業を始めました。そのカードのクオリティがとても高く、最近は社用携帯のケースにカードを挟んで、話題にあげたりしています。趣味の話から会話を広げてもいいし、知らないことを教えていただくのもいいです。相手が困らない話題はたくさんあるのでそこから会話を発展させてみると良いと思います。もちろん相性もあるので、見極めは大事ですが、最初の恐怖心さえ突破してしまえば、なるようにしかならないので、ぜひ仲良くなりたい人には自分から話題を振ってみてください。

宣伝・広告業界に向いている人はどんな人ですか?

情報感度が高く、新しい情報や自ら発信するのが好きな人、いろいろな人とコミュニケーションを取るのが好きな人は広告業に向いていると感じます。例えば、SNSを見ていて“このクリエイティブかっこいいな”とか“この広告目を引くな”などと感じる人はチャレンジしてみる価値があると思います。この業界では情報感度が高い人が重宝されるので、情報に対して常にアンテナを張っておくのがおすすめです。逆に、自分の作りたいものだけを作れたら満足だという人は、クリエイターになった方がいいと思います。

高校生にメッセージをお願いします。

大人になってできることは増えるけれど、大人になると高校生の時にできたことができなくなります。特に恥ずかしいという感情からやめてしまったことは、その後に後悔します。恥ずかしくて行動に移せなくても、勇気を出して一歩踏み出してみてほしい。恥ずかしさはリスクだけど、恥ずかしさを超えて経験したことの見返りはとても大きいです。今を楽しみながら、いろいろな経験をして、“あの経験があったから今こういう風に生きているな”と感じられたら素敵だと思います。ぜひ、いろいろなことを経験して、その経験を糧に素敵な大人になってください。

お仕事言葉辞典  ブシロードムーブ エンタメ宣伝担当編

【製作委員会】せいさくいいんかい
アニメ・映画・バラエティ番組などの映像作品や、演劇・ミュージカルなどの舞台作品を作るために必要な資金を、共同で出資するスポンサー企業の集まりのこと。

お仕事道具見せてください

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プロテインバー、 カードケース、イヤホン
忙しい時や小腹が空いた時に食べるプロテインバーといただいた名刺を入れるケースは、ブシロードで発売しているもの! 動画素材の確認やオンラインミーティングで使用するイヤホンも必需品です。

 

INFORMATION

\『株式会社ブシロードムーブ』で宣伝協力を行なっている 劇場版 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』/
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公式サイト▼
https://mygo-movie.bang-dream.com