さまざまな活動に励む高校生にスポットを当てるスポットライト。
第59回は、インラインスケートやブレイキンなど多種多様な競技に取り組む関西高等学校のアーバンスポーツ部を紹介します。
関西高等学校 アーバンスポーツ部
【部員数】
1年生:6名、2年生:12名、3年生:5名 計:23名
Activity>>>教室・階段・坂などあらゆる場所で技を繰り出す練習風景
都市を舞台に繰り広げられる“アーバンスポーツ”
日々暮らしている都市を舞台に繰り広げられるのが特徴の“アーバンスポーツ”。先日開催されたパリ五輪で話題となったスケートボードやブレイキンのほかに、BMX、パルクール、インラインスケートなどが代表的な例として挙げられます。自らが楽しみ、仲間や観客をも巻き込んでいくパフォーマンスが魅力です。音楽やファッションなどの若者文化を取り入れ、伝統的なスポーツとは一線を画したライフスタイルスポーツとして年々注目を集めています。
Interview>>>自分が挑戦してみたい競技を選べるところがアーバンスポーツ部の魅力
― アーバンスポーツ部に入部したきっかけを教えてください。
福原:アーバンスポーツ部は創部2年目の部活です。僕は、アクロバットダンスを習っていたこともあり、アーバンスポーツ部が創部される際に顧問の江浦先生に声をかけていただき入部しました。
池上:僕は中学生の時に参加していたダンスバトルに江浦先生が見に来ていたんです。その時に関西高校のオープンスクールに誘われ、アーバンスポーツ部の活動を見て入部しようと思いました。
小田:もともとヒップホップを習っていて、部活動でもダンスができる学校がないかなと探していた時に関西高校を見つけました。部活以外の活動も魅力的だったので入学し、アーバンスポーツ部に入部することを決めました。
― アーバンスポーツ部でブレイキンを始めてみて、どんな印象を持ちましたか?
小田:僕がもともとやっていたヒップホップは基本的に立って踊ることが多いのですが、ブレイキンはしゃがんだり、地面に手をついたり、下に重心を置いた技がとても多くて。踊る時に使う筋肉が全く違うので、そこを変えるのが大変でした。
― ブレイキンの魅力を教えてください
丸橋:ほかのジャンルのダンスと違い、ヘッドスピンなど回転系の技が多くあります。そういう技を披露すると観客も盛り上がるため、そこが他のダンスにはない魅力だと思います。
― アーバンスポーツ部の魅力を教えてください。
福原:ブレイキンやインラインスケートのほかに、スケートボードやパルクールなど、自分が挑戦してみたい競技を選べるところがアーバンスポーツ部の魅力だと思います。またブレイキンでは、振り付けを自分たちで考えるのですが、一人ひとり得意なことが違うためお互いに教え合いながら協力できるところもおもしろいです。
― 今後の目標を教えてください。
池上:他のダンサーとは違う、自分だけのスタイルを表現して踊れるようになりたいです。そのためにも、岡山県で開催されている大会に積極的に出場して自信をつけ、いずれは全国で行われる大きなダンスバトルにも出場してみたいです。
丸橋:僕もいろいろな大会に出て、自分のダンスを多くの人に見てもらいたいです。
小田:ブレイキンは即興で踊ることが多いのですが、僕は即興で踊るのが少し苦手なので、突然自分の踊る順番が回ってきたときも即興で踊れるようになりたいです。
― 後輩たちにメッセージをお願いします。
福原:ダンス経験者が多いので、一つの経験としてイベントや大会に積極的に出場してほしいなと思います。そして「ダンスが強いと言えば、関西高校のアーバンスポーツ部だよね」と言われるような部活にしていってほしいです。
Report>>>アーバンスポーツ部に欠かせない3つのもの
Person>>>アーバンスポーツ部の○○なヒト!!
初心者の人にも積極的に話しかけて、練習メニューを考えたり、場の雰囲気を作ってくれる(柚木くん・1年)/休憩中によく話題を振って盛り上げてくれる(池上くん・1年)/いつもくだらない冗談を言って笑わせてくれる(小田くん・1年)
部全体を見てまとめてくれているところにエースらしさを感じる(荘羽くん・1年)/ダンス歴が一番長くて、ブレイキンのことをよくわかっている(福原くん・3年)/大会にたくさん出場し、最後まで勝ち残っている(丸橋くん・1年)