Spotlight VOL.58 栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部

さまざまな活動に励む高校生にスポットを当てるスポットライト。
第58回は、幅広い年代に親しまれているスポーツチャンバラに取り組む、栃木県立大田原高等学校のスポーツチャンバラ部を紹介します。

Spotlight VOL.58 栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部

栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部
【部員数】
1年生:8名、2年生:4名、3年生:2名 計:14名
Activity>>>互いの動きを予測しながら戦う練習風景

Spotlight VOL.58 栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部

スポーツチャンバラとは?
「スポチャン」の愛称で親しまれる「スポーツチャンバラ」。ルールは、“得物”といわれる武器で相手を1回打てば勝ちと非常にシンプル。得物には「小太刀」や「長剣」の他にも「槍」、「盾」など長さや形状が異なる種類のものがあります。得物は空気で中身を膨らませており、打たれてもあまり痛くないのが特徴。また競技中は面を使用するため、小さい子どもからお年寄りまで幅広い年代で一緒に楽しむことができるスポーツです。

Spotlight VOL.58 栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部使用する得物によってメリット・デメリットがあるのもスポーツチャンバラのおもしろいところ。自分が得意な得物を使用する種目であれば、格上の選手に勝てるチャンスも。
Spotlight VOL.58 栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部勝つためには相手の攻撃を得物でかわすか、避けなければいけませんが、得物自体が軽く、よくしなるため、かわすのがとても難しいそうです。
Interview>>>いろいろな年代の人たちと戦い、強くなれる

Spotlight VOL.58 栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部

―スポーツチャンバラ部に入部したきっかけを教えてください。

桃井:数年前に大田原高校のスポーツチャンバラ部が出演していた特集番組を観て楽しそうだと思ったのがきっかけです。剣を使う競技の中でも、スポチャンはカジュアルな部分が多く、おもしろそうだと思い入部しました。

桑原:中学校で剣道部だったこともあり、たまたま大田原高校のスポーツチャンバラ部の特集を観ておもしろそうだなと思いました。実際に見学に来てみたら、柔らかい剣で叩き合うのが痛くなさそうでとても楽しそうだったんです。剣道と違い、楽な服装でできるところもいいなと思ったため入部しました。

―スポーツチャンバラと剣道では、ルールなど違いはありますか?

桑原:剣道は竹刀で戦いますが、スポチャンは小太刀や長剣、槍など得物の種類が豊富で、大会の種目が多いところが違います。

―スポーツチャンバラの魅力を教えてください。

桃井:普段生活をしていると、何か武器を使って直接的に戦うことはないです。しかし、スポチャンで使用する剣は柔らかく、比較的安全に戦うことができます。ルールもとてもシンプルなため、勝敗がはっきりわかるところもおもしろいです。

桑原:同年代だけでなく、小さい子どもから大人まで、いろいろな年代の人たちと戦い、強くなれるところが魅力だと思います。

―スポーツチャンバラの楽しいと思うところを教えてください。

桃井:年代にかかわらず、僕らよりも長くやっている方がたくさんいるので、そういう方々から教われるのはとても楽しいです。例えば、人によってスポチャンの構えが違うんですよ。自分に合う構えを教えてもらった時に、その構えがしっくりきて本当に驚きました。

―自身のベストプレーを教えてください。

桃井:戦っている途中で、“相手がこんなことをしてきたから、次はこれを狙ってくるかな”と予想し、相手が予想通りの動きをした時です。予想が当たって勝てた時は、毎回楽しいなと思います。

桑原:前回の大会で、今まで一度も勝ったことがなかった相手に勝利し、勝ち進めたのが個人的なベストプレーです。とても強い方だったので、がむしゃらに打ち続けて、1本決まった時は本当にスカッとしました!

―今後の目標を教えてください。

桃井:9月に全国から人が集まる大きな大会に出場します。その大会で部員全員が良い結果を残せるように頑張ります。

桑原:いろいろな人たちと戦って、結果を残せたら最高だと思います。そのためにも、次の大会で技術を取得し、持ち帰って来たいです。

Report>>>スポーツチャンバラ部に欠かせない3つのもの
Spotlight VOL.58 栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部数種類の得物がある中で、大田原高校では「小太刀」と「長剣」の2種類の得物を中心に練習しています。
Spotlight VOL.58 栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部頭を保護する目的で着用する面。誰もが安全にケガせず取り組めるように、試合での面の着用は必須となっています。
Spotlight VOL.58 栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部大田原高校では対戦相手をスムーズに決めるためにトランプを使用します。部員に番号を振って、その番号同士で戦うそうです。
Person>>>スポーツチャンバラ部の○○なヒト!!

\スポーツチャンバラ部のエース/
Spotlight VOL.58 栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部
中学生で全国1位になっていて実力がすごい(金田くん・1年)/団体戦で不利な武器だったのに、何人も倒していた(秋元くん・1年)/大田原高校のスポーツチャンバラ部を引っ張っていってくれる存在(勝城先生・顧問)

\スポーツチャンバラ部のムードメーカー/
Spotlight VOL.58 栃木県立大田原高等学校 スポーツチャンバラ部
初対面の人にも人見知りせずに話しかけて、盛り上げてくれる(金田くん・1年)/みんなを笑わせて、全体の士気を上げてくれる(秋元くん・1年)/いつも率先して発言し、部の雰囲気作りをしてくれている(勝城先生・顧問)