山梨県で生活に困窮する世帯に食料支援を行っている認定NPO法人フードバンク山梨は、子どものいる困窮世帯約1,000世帯に食料支援を行う。7/25から行うボランティア作業には県内9高校、のべ228名の高校生が山梨フードバンクセンターに集結する。8/3はオープニングイベントを開催。「見えない貧困」が広がっている実態や、自身にできる行動を高校生に考えてもらう機会をつくる。
■「フードドライブで集めた食品が、どのように 支援に活用されているか知りたい」の声を受けて
県内の高校等で実施されたフードドライブの食品が、昨年度は45校から当法人に寄付された。協力校の高校生から「自分たちがフードドライブで集めた食品が、どのように必要な方の支援に活用されているか知りたい」等の要望があったことから、昨年度フードドライブに参加した25の高校へボランティアへの参加を呼びかけた。高校の体育館等を会場にした箱詰めイベントはコロナ禍で中止しており、今回は2019以来4年ぶりに、当法人フードバンクセンターで開催。
また高校生のみで実施する初めての「ナツボラ」。
高校生が主体的に社会課題の解決に取り組む様子が、より多くの方の賛同・参画につながることを期待します。
【フードバンク山梨の「子ども支援」の取り組み】
①行政・学校と連携し、要支援者を特定・支援する「フードバンクこども支援プロジェクト」
当法人と「子どもの貧困対策連携協定」を締結する県内の11自治体は、支援が必要な世帯に対し、小中学校からフードバンクの食料支援の申請書を配布しています。子どもがいる世帯への夏休み・冬休みの食料支援は2015年に当法人が全国に先駆けて「フードバンクこども支援プロジェクト」として開始しました。今夏は約860世帯(7/25現在)の支援に取り組みます。
②高校生のいる世帯への食料支援を今夏より開始
子どもが高校に進学すると、入学時にはPC等の購入、さらにお弁当や部活動など日常的な家計の負荷も増大します。コロナ禍に続き物価高騰が家計に影響を及ぼすなか、高校生のいる世帯への支援の必要性がこれまで以上に高まっていると考えます。138世帯(7/25現在)を支援します。