群馬県立高崎商業高等学校 ブライダル部 “来場者が笑顔になる 結婚式とフォトスペースをプランニング”

第80回の“全国高校生NEWS”は、群馬県立高崎商業高等学校ブライダル部。
昨年の文化祭では、部プロデュースの結婚式や、ブライダルフォトスポットが大盛況!
精力的に活動中の部活動に迫ります。

群馬県立高崎商業高等学校 ブライダル部 “来場者が笑顔になる 結婚式とフォトスペースをプランニング“

〜来場者が笑顔になる
結婚式とフォトスペースをプランニング〜

群馬県立高崎商業高校には、ブライダル業界の仕事について学ぶ部活“ブライダル部”があります。ブライダル部では、結婚式での皿の配膳や立ち振る舞いといった接客マナーを日々磨いており、月2回ほど実際に現場で働くスタッフの方を講師に招き練習を重ねています。また昨年から、接客マナーを実践する場として、高崎市にある商業施設でハーバリウムやフォトフレームを作成するワークショップを開始。練習を重ねて身に付けた丁寧な立ち振る舞いや対応は、参加者とコミュニケーションを取る時に役立っており、マーケティングや原価計算など授業で学んだことも積極的に活用しながら取り組んでいます。

ブライダル部の創部は10年ほど前。授業の一環として、高崎市にある結婚式場と連携し高校生が結婚式にプロデュースしたことがきっかけです。その授業に継続的に取り組んでいくことになり、部活動として活動することになりました。ブライダル部発足後は、結婚式場の協力のもとブライダルに関する知識を学ぶほか、披露宴にスタッフとして参加するなど、結婚式について知識と実践の両面にわたって学んできました。しかし新型コロナウイルスの感染拡大により、結婚式での実習ができず、自分たちで結婚式をプロデュースする機会もなくなったそうです。しかし昨年、高崎商業高校では数年ぶりに一般客を招待した文化祭を開催! ブライダル部の催し物として、結婚式のプロデュースをする挙式班と、ドレスを着用して写真撮影ができるフォトスポットを運営するフォト班に分かれて2つの企画を行いました。

結婚式をプロデュースした挙式班は、結婚式を挙げたいカップル探しからスタート。しかし募集をしてもなかなか集まらず苦労したそうです。本番の1ヶ月前にカップルが決まり、そこから結婚式をどのように行いたいのかヒアリングをしてプランを立てていきました。その結果、結婚式で使用した椅子は新婦が好きなピンク色のリボンで装飾。司会進行をはじめ、新婦のサポートなど裏方の部分にも本格的に挑戦しました。カップルの親族や友人、文化祭に訪れたたくさんの人たちに見守られながら、無事結婚式を進行することができました。

フォト班によるフォトスポットでは、暗幕やライトなどを使い、教室とは思えないような幻想的な空間を作成。お客様の撮影も部員たちで行いました。なかなか着ることができないドレスと本格的なメイク、そして特別な空間での撮影ということもあり、フォトスポットは予想を上回る大盛況のうちに幕を閉じました。

今年度も部員全員で結婚式をプロデュースするのが目標。昨年の文化祭で経験したことを活かし、一組でも多くのカップルを幸せにするために活動を続けていきます。

群馬県立高崎商業高等学校 ブライダル部 “来場者が笑顔になる 結婚式とフォトスペースをプランニング“▲結婚式では、司会やカップルのアテンド、撮影なども挙式班が分担して行いました。当日使用した椅子は、新婦の好きなピンク色のリボンで装飾。細部までこだわった式となりました。
群馬県立高崎商業高等学校 ブライダル部 “来場者が笑顔になる 結婚式とフォトスペースをプランニング“▲フォトスポットには、在校生だけでなく一般のお客様の姿も。ドレスを着られる貴重な機会ということもあり、部員たちの想像を上回る参加者が楽しんだそうです。
群馬県立高崎商業高等学校 ブライダル部 “来場者が笑顔になる 結婚式とフォトスペースをプランニング“▲営業活動の一つとして、実際の挙式や披露宴で使用するエスコートカード・装飾品などの作成を行っています。エスコートカードなどの作成依頼はSNSで随時募集しているそうです。


◆群馬県立高崎商業高等学校
群馬県内で最も長い歴史がある商業高校。1年次は商業科としてビジネス基礎、簿記などの基礎科目を全員で学びます。2年次から、進路目標や興味・関心に応じて、会計ビジネス科・グローバルビジネス科・情報ビジネス科・総合ビジネス科の4つの学科から選択。「考えること、体験すること、やり抜くこと」を大事に、学力を含む人間力を磨いています。
群馬県立高崎商業高等学校HP:https://takasyo-hs.gsn.ed.jp
群馬県立高崎商業高等学校 ブライダル部 Instagram:https://www.instagram.com/bridalclub_/