今月23日に開始予定の東京オリンピックにちなんで、
今回は、オリンピックにまつわる雑学を紹介します。
オリンピックのシンボルに込められた意味
オリンピックのシンボルと言えば、青・黄・黒・緑・赤の5つの輪が重なり合ったものですが、そもそもこのシンボルにはどのような意味が込められているのでしょうか。まず5つの輪は、アジア・ヨーロッパ・アフリカ・南北アメリカ・オセアニアの5つの大陸を表し、オリンピックが世界5大陸の団結や、各国の友好を深める大会であることを意味しています。さらに青・黄・黒・緑・赤の5つの色は、国旗が由来。このシンボルをデザインしたピエール・ド・クーベルタン氏が「青・黄・黒・緑・赤の5色に、旗の地の色である白を加えると、世界のほとんどの国旗を描ける」と考えたことから、この5色になったそうです。
ピクトグラム普及のきっかけはオリンピック!
今から57年前、1964年に開催された東京オリンピック。アジア初のオリンピックとして、93の国と地域から5,500名を超える代表選手・役員が参加しました。この東京オリンピックを機に普及するようになったものが、トイレや非常口のマークなどで使われるシンプルなデザインの絵文字“ピクトグラム”。当時の日本は、街にある案内看板などの表記がほとんど日本語だったため、海外から訪れる人たちがわかりづらい状況でした。そこで、外国人も分かりやすいピクトグラムが生み出されたそうです。ちなみに、現在世界各国で使用されているトイレのピクトグラムもこの時に生み出された日本発祥のものだそうですよ。/p>