浜松湖北高校にて、プロのデザイナーが『商品開発』の授業を実施。 商業科の高校生に本格的な商品開発の現場を伝える

浜松湖北高校にて、プロのデザイナーが『商品開発』の授業を実施。 商業科の高校生に本格的な商品開発の現場を伝える
オンラインで実施した授業風景(※提供写真)

パッケージデザイン開発を行う株式会社プラグのデザイナーが講師を務め、静岡県立浜松湖北高校の『商品開発』の授業を行った(2021年9月15日実施)。プロのデザイナーが講師となることで、より本格的な商品開発を高校生に体験してもらう取り組みとなり、浜松湖北高校での授業は3年目になる。
開催の狙いとしてプラグ社は「代表の小川が文部科学省 学習指導要領作成協力者として、商業の学習指導要領作成に携わっておりました。高校生が市場調査結果を元に考えた商品企画に、普段商品開発に携わるプロのデザイナーがアドバイスすることで、実際の商品開発の魅力を感じてもらい、将来的にビジネスを通じ、地域産業で力を発揮できるような資質・能力開発に、貢献したいと考えています。」と語る。

<授業の内容>
浜松湖北高校では1年間かけて商品開発を学ぶ。テーマは校内で採れるミカンを使った商品の企画。優秀な商品企画を行ったチームは、実際に販売されるため、生徒たちは熱が入る。今年度、プラグ社は6月と9月の2回授業を実施。6月の授業では、商業科3年生の生徒が9つのグループに分かれて、それぞれが企画した商品のアイデアとターゲットについて発表。デザイナーのアドバイスを受け、完成度を高めていく。9月の授業では、生徒がパッケージデザイン案を作成し、より魅力的なパッケージデザイン案になるようデザイナーが具体的に指導。生徒からは「ビジネスマンをターゲットにした商品なので、どんなときに食べるのかわからずパッケージを考えるのが難しかった」「高級感を出すパッケージにするのが難しかった」などの意見があった。

浜松湖北高校にて、プロのデザイナーが『商品開発』の授業を実施。 商業科の高校生に本格的な商品開発の現場を伝える
生徒が考えたデザイン案(※提供写真)
浜松湖北高校にて、プロのデザイナーが『商品開発』の授業を実施。 商業科の高校生に本格的な商品開発の現場を伝える
デザイナーが指導した内容(※提供写真)

<先生の感想>
素晴らしいフィードバックをいただき誠にありがとうございました。生徒たちも「一つのモノができる大変さ」や
「デザインが人に与える影響」等の思いを持ったようです。次回の授業で、今回の授業で生徒たちが感じたことや
アドバイスを班ごとにまとめ、パッケージデザインをよりコンセプトに合うもの、班で思い描いている形にしていき
たいと思います。

<今後の取り組みについて>
浜松湖北高校で試作品の製作や校内販売などを行っていきます。次年度も引き続き協力し、商品開発やデザインに
携わる人材育成に貢献していきたいと考えています。

▼プラグ社について
http://www.plug-inc.jp/