クラーク記念国際高等学校で10月5日(水)、特別オンライン授業が実施された。この授業は、クラーク宇宙教育プロジェクトの一環として企画され、宇宙飛行士の山崎直子さんによる講演「私が宇宙飛行士になった理由」が行われた。
クラーク宇宙教育プロジェクトとは、生徒主体の衛星開発・運用、ミッション実行をベースに、高校生が宇宙に関心を持ち、宇宙視点で様々な課題解決を考え実行できる未来のリーダー人材育成を目指した教育プログラムの開発を目的としたプロジェクト。このプロジェクトに、山崎直子さんはアンバサダー宇宙飛行士として参加している。
オンライン授業では、山崎さんがJAXAの宇宙飛行士に応募した時のこと、実際に宇宙飛行士としてのトレーニングの日々、宇宙での生活など、さまざまな経験を振り返りながら語った。
JAXAの書類選考で一度落ち、その後再び宇宙飛行士として採用された経験から、「一度の失敗で何かを諦めることはない、失敗してもいくらでもやり直すことができる」と生徒を励ました。また、宇宙では無重力で上や下といった概念がなくなることから「自分にとって常識だと思っていたことが宇宙では常識でない時もある。新しい視点で物事を見ることの大切さを学んだ」と語った。
授業の終わりに、山崎さんは「高校生が人工衛星を打ち上げるというのは、私が高校生の時は考えられなかったこと。みなさんの夢に向かって頑張ってください」とプロジェクトへの期待を寄せ、ロケットの父と呼ばれるロバート・ゴダードの言葉を引用し「昨日の夢は今日の希望であり、明日の現実である」という言葉をクラーク国際生に送った。
■クラーク記念国際高等学校について
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