3人1組のチームを結成した15〜18歳(高校生相当)の若者たち全16チームが、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2021・沖縄県大会』が10月23日(土)に開催された。
全16チームが参加した沖縄県大会。分別しやすいオリジナルごみ箱を用意した、幼馴染で初参加のCAMERA(かめら)チームが、スピーディにごみを放り込んでいき、序盤から圧倒的なリードを奪った。結果、CAMERAチームは、ごみ総量16.9kg/2651ポイントを獲得。準優勝チームに1219ポイント差と圧倒的な差をつけて優勝。写真部に所属する女子3人組。息の合ったチームプレーで、12月に東京で行われる全国大会でも好成績が期待される。
<CAMERAチームのコメント>
どのチームよりも早く集合し、事前にごみが落ちているポイントを下見した。時間配分も計算し、優勝できてすごくうれしい。身近な海にこんなに多くのごみが落ちているのを見てともて悲しかった。協力して地域をきれいにしていくことの大切さを知った。今後も海をきれいにしていけるよう頑張りたい。東京に行くのは初めてだが、少しでも多くのごみを拾って、まちをきれいに出来たら嬉しいので、頑張りたい。がるビーチにもごみはあった。スポGOMI甲子園の会場となった中城モール裏ビーチは、穏やかな波が打ち寄せる海岸だが、海を浮遊してきた海洋ごみがあちこちに散乱し、せっかくの景観を台無しにていた。そんな様子を見た参加者の1人は「ごみはあまり落ちていないと思っていたが、探してみるとたくさん落ちていてとても驚いた」と言っていた。スポGOMI甲子園は、海洋ごみ問題全体から見たら小さな存在だが、この参加者のようにスポGOMI甲子園への参加を通じて、海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やす事で、海洋ごみ問題に対して貢献していきたいと強く思った。
▼スポGOMI甲子園実行委員会
https://www.spogomi.or.jp/
▼CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」が推進しているプロジェクトです。海の豊かさを守り、海にごみを出さないという強い意思で日本全体が連帯し、海に関心を持つ人を増やし、海の未来を変える挑戦を実現していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
▼日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/