2017年より開催され、今年で5回目を迎える「全国高校生花いけバトル」。大会中には、高校生の自由な発想でいけられるダイナミックかつ繊細な作品が多数生み出され、出場チームがテレビ番組で特集されるなど、多方面から注目されている”花”に青春を懸ける高校生の大会です。
大会は2人1組のチームで行われ、それぞれが5分間でいけあげた作品の合計得点で結果が決まります。
2022年1月には、香川県にて決勝大会を実施。現在は、その決勝大会に進むチームを決めるための地方予選が行われています。
2021年11月7日(日)、福岡県にある「アクロス福岡」では、福岡大会が開催されました。
予選から熾烈な戦いが続き、次々と目まぐるしく塗り替えられていくスコアに目が離せなかったのが、この福岡大会。
構成力のある作品と、丁寧な所作で花をいける一人一人の姿がとても印象的ですが、やはりキラリと光る何かを持っているチームの存在は際立ちます。福岡大会にはそんなチームがいくつも現れ、互いを高め合いながら花をいけていました。
5校14チームが挑んだ、福岡大会の予選ラウンド。この日、勢いのある花いけで快進撃を見せたのは、福岡舞鶴高等学校と福岡県立修猷館高等学校。予選の得点上位4チームは、この2校が二分するかたちとなりました。
予選1位:福岡舞鶴高等学校「ききょう」201pt
予選2位:福岡県立修猷館高等学校「ななみずき」196pt
予選3位:福岡県立修猷館高等学校「ななはな」191pt
予選4位:福岡舞鶴高等学校「うぐいす」186pt
準決勝では予選1位と2位のチームがそれぞれ敗退する展開となり、予選4位の福岡舞鶴高等学校「うぐいす」、予選3位の福岡県立修猷館高等学校「ななはな」が決勝戦へと駒を進めました。
先鋒戦は、福岡舞鶴高等学校「うぐいす」の溝尻慧史朗が、修猷館高等学校「ななはな」濱端菜々美に敗れ、福岡舞鶴高等学校「うぐいす」が6pt差を追う展開に。
このまま一気に逃げ切りたい、修猷館高等学校「ななはな」井野桜美と、追いかけるかたちとなった福岡舞鶴高等学校「うぐいす」半田智也。ともに2年生チームの両者が、最後の花いけ一本勝負へ。
次鋒戦の結果は、210pt対180ptで福岡舞鶴高等学校「うぐいす」半田智也が勝利!合計得点は409pt対385ptとなり、福岡舞鶴高等学校「うぐいす」が見事逆転勝利を果たし、第三回大会以来、二度目の優勝となりました。
福岡舞鶴高等学校「うぐいす」は、1月に行われる決勝大会にて、さらなる高みを目指します。
大会アーカイブ映像:https://youtu.be/TfUCscQmL58
全国高校生花いけバトル公式HP:https://hs.hanaikebattle.com