お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンターは、2021年10月22日(金)〜11月12日(金)にさいたま市立大宮北高校にて教室ミュージアム「海のめぐみをいただきます!展」を開催した。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として開催。
開催場所の図書室に入ると正面に大きな海藻トンネルが生徒を迎える。展示の中央には海に関するさまざまな図書が並べられ、展示を見て興味を持った本を生徒が自由に読めるように学校司書の先生が工夫して準備した。また、多くの生徒たちに図書室へ足を運んでらえるよう、階段には「かいだんクイズ」を貼ったり、廊下にはお茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターが提供した海辺のプラスチックごみを展示。
今回、来場者にアンケートを実施したところ、展示を見た生徒の感想には、「海を大切にしようと思えた」、「普段何気なく目にする魚などの食材も海等の環境にかかわっていることを感じました」などがあり、展示を通して海への見方が変化したことが見受けられた。また「海なし県に住んでいるためあまり関係がないのではないかと考えていたが、知ろうとしていなかっただけだと感じた」といった感想もあり、海が身近にない内陸地域の生徒が改めて海とのつながりについて考えることができた。
<イベント概要>
・開催概要
教室ミュージアム「海のめぐみをいただきます!展」を開催
・日程
2021年10月22日(金)〜11月12日(金)
・開催場所
さいたま市立大宮北高校
・参加人数
220名
・協力団体
お茶の水女子大学 湾岸生物教育研究センター
https://uminomegumiwoitada.wixsite.com/itadakimasu
▼日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/