幼少期より”歌うこと”をライフスタイルとし、大学在学時はアカペラサークルに所属。現在配信している自身のYouTube番組「こっちのけんと毎週土曜18時」では、歌唱力を披露すると共に、彼女や家族のことなどをテーマとした雑談を展開中。実兄は菅田将暉(俳優・歌手)
昨年度に引き続き、土木について知る企画「菅生健人の土木を知る Season2」がスタート! Season2では、実際の土木の現場を菅生健人がレポートする企画も予定しています。第1回目は「土木の基礎知識」について、菅生健人が解説します。
そもそも土木とは?
菅生:僕だけだと不安なので、フォローとして東急建設株式会社の水野麻香さんにもお手伝いいただきます。水野さん、よろしくお願いします!
水野:よろしくお願いします! 健人さんが、どれだけ土木について学んだか、しっかり確認させてもらいますね(笑)。
菅生:緊張するな……(笑)。それでは解説をはじめます。まず建設業の中には大きく”土木”と”建築”という分野が存在します。”土木”は山や川などの自然を相手に道路や鉄道、トンネルなど、日々の暮らしや経済活動を支えるインフラを作る仕事です。
水野:さすが健人さん、しっかりマスター出来ていますね! 土木は、“道路やトンネルで移動がスムーズになる”だったり、“手を洗う時に蛇口をひねったら水が出る”など、人々の暮らしを支えているんです。
菅生:あと、忘れてはならないのが自然災害後などの復興支援にも”土木”は欠かせませんよね。壊れたり、崩壊してしまった”当たり前”を作り直したり、修復するのも”土木”なんです。
土木工事とは、木材・鉄材・石材などを用いてさまざまな場所で行う工事のこと。道路工事・トンネル工事・河川(海岸)工事・ダム工事・橋梁工事・土地区画整備・水道工事・下水道工事など、建物以外の建設工事全般の工事のことを指します。
土木の最先端技術「BIM/CIM(ビム/シム)」とは?
菅生:”土木”というと、どちらかといえばアナログなイメージを最初は抱いていたのですが、ICTが随所に導入されています。代表的なのが「BIM/CIM(ビム/シム)」です。例えば下の「図1」を見てください。正面図・平面図・側面図を見て、どんな立体ができるのか、すぐに想像できますか? なかなか難しいですよね。2D(二次元)だと、それを見た人がそれぞれでイメージを抱いてしまい、正解を共有するのが難しいのですが、あらかじめ3D(三次元)になっていると、イメージを共有できます。さらにその3D図面に情報を与えることで建設にまつわる情報を一元管理することが出来て、関係者間の情報共有が簡単になり、建設の効率化・高度化を図っているんです。
水野:健人さん、かなり勉強しましたね(笑)。あとはドローンを飛ばして写真撮影をすることで、短時間で3D(三次元)測量もしています。最先端の技術が導入されるということは、現場で働く人々の安全も、今まで以上に確保されることに繋がるんです。
※詳しくは、国土交通省BIM/CIMポータルサイト
http://www.nilim.go.jp/lab/qbg/bimcim/bimcimindex.html